帝は卜筮者に最も留意され、くだされた賞賜は数千万銭にも達するほどであった。丘子明(卜筮者の名)の仲間は、非常に富裕になり、帝の寵を受けて貴位にのぼり、朝廷中を圧倒し、蠱道(巫の呪詛による妖道)をおこなったものを卜筮によって占いあて、巫蠱の事件(陳皇后が蠱道をおこなって発覚し、廃位された事件)のときには、大いに的中した。

 

『史記列伝 三 平凡社ライブラリー』

 

by ゴータイ


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