2010年9月17日(金) - 2 -
会社を早退し、最寄駅に向かって歩きながら妻に電話して簡単に事情を説明する。
昨晩メールをやりとりしていた妻もビックリだ。
家の家族は少々複雑で、母と父は離婚はしていないが、別居している。でも、週に何度かはお互いがお互いの家に立ち寄り、作った食べ物、もらった食べ物、採れた野菜なんかを差し入れにもっていったりしているらしい。私は父との接点が皆無なので詳しいことは知らない。ちなみに、別居の原因となったのは父のギャンブルと借金。
私への第一報も父からではなく妹からというのはそんな背景があるからだ。
とはいえ、さすがに母がこんな状況になってしまったのだから、父へは連絡がいっているだろうと勝手な推測をたて、私からは一切の連絡をせず、これからは自分が冷静になり、しっかり処理、対処していかなければと思った。
家へ向かう電車の中でそんなことを頭で考えながら、もしかしたら、もしかしたら、もう話すことができない可能性も思い浮かべこみ上げてくるものをこらえた。
自分の家の最寄駅に着く頃には少し気持も落ち着いていた。それに、まだ連絡がないということは、状況に変化がないということだ。
『便りがないのは良い便り』
まさしくそのとおりである。
人間、落ち着くとお腹がすくというのも、まったくもってそのとおりで、お昼も近いこともあり、マクドナルドで自分と妻の分の昼食をテイクアウトして家に戻った。
妻は今すぐ戻るかどうするかという話をしてきた。会社で母の妹から連絡を受けたときは、即座に帰ろうと思った。が、冷静になって考えが変わった。状況が悪い方向に傾かない限り、既に購入しているチケットで予定どおりに帰ろうと思った。
しかし、家に帰ってきたものの、やはり落ち着かない。何かをしようとしても手につかない。家の中をウロウロ歩きまわるばかりだ。
いてもたってもいられなくなり、15時すぎに母の妹に電話をした。
母の妹はたんたんと話す。
『手術は終わった、でもどうなるかわからない。7割ダメだったのが5割まできた。けれども、いつ亡くなってもおかしくはないし、意識も戻らない。あなたのお父さんと連絡がとれたから、後はお父さんにまかせますから、お父さんとお話してください』
言っていることは間違っていないのだけども、癪にさわる。なぜだろう…?
そんなわけで父に連絡することになった。
父と話すのは3か月ぶりぐらい。入籍したときにオメデトウの連絡を頂いた。ちなみに、3か月前のオメデトウの前は実際に会って母と父と3人で食事をした。それがおそらく2年ぐらい前。その前となるともう記憶にないぐらい。高校を卒業してから会ってないんじゃないか?ってぐらい。
父と電話で話し、明日の朝帰るから駅まで迎えに来てほしいということ、更に父視点による母上の容態を聞いてみた。父も医者から話を聞いたけど、何もわからないらしい。24時間付き添う旨申し出たらしいが、意識も戻らないし、何もできないので付き添いは意味ないと言われたらしい。
要件だけを伝えて、聞いて電話を切ったが、電話の向こうで父が泣くのをこらえながら電話しているのが受話器越しにわかった。
会社を早退し、最寄駅に向かって歩きながら妻に電話して簡単に事情を説明する。
昨晩メールをやりとりしていた妻もビックリだ。
家の家族は少々複雑で、母と父は離婚はしていないが、別居している。でも、週に何度かはお互いがお互いの家に立ち寄り、作った食べ物、もらった食べ物、採れた野菜なんかを差し入れにもっていったりしているらしい。私は父との接点が皆無なので詳しいことは知らない。ちなみに、別居の原因となったのは父のギャンブルと借金。
私への第一報も父からではなく妹からというのはそんな背景があるからだ。
とはいえ、さすがに母がこんな状況になってしまったのだから、父へは連絡がいっているだろうと勝手な推測をたて、私からは一切の連絡をせず、これからは自分が冷静になり、しっかり処理、対処していかなければと思った。
家へ向かう電車の中でそんなことを頭で考えながら、もしかしたら、もしかしたら、もう話すことができない可能性も思い浮かべこみ上げてくるものをこらえた。
自分の家の最寄駅に着く頃には少し気持も落ち着いていた。それに、まだ連絡がないということは、状況に変化がないということだ。
『便りがないのは良い便り』
まさしくそのとおりである。
人間、落ち着くとお腹がすくというのも、まったくもってそのとおりで、お昼も近いこともあり、マクドナルドで自分と妻の分の昼食をテイクアウトして家に戻った。
妻は今すぐ戻るかどうするかという話をしてきた。会社で母の妹から連絡を受けたときは、即座に帰ろうと思った。が、冷静になって考えが変わった。状況が悪い方向に傾かない限り、既に購入しているチケットで予定どおりに帰ろうと思った。
しかし、家に帰ってきたものの、やはり落ち着かない。何かをしようとしても手につかない。家の中をウロウロ歩きまわるばかりだ。
いてもたってもいられなくなり、15時すぎに母の妹に電話をした。
母の妹はたんたんと話す。
『手術は終わった、でもどうなるかわからない。7割ダメだったのが5割まできた。けれども、いつ亡くなってもおかしくはないし、意識も戻らない。あなたのお父さんと連絡がとれたから、後はお父さんにまかせますから、お父さんとお話してください』
言っていることは間違っていないのだけども、癪にさわる。なぜだろう…?
そんなわけで父に連絡することになった。
父と話すのは3か月ぶりぐらい。入籍したときにオメデトウの連絡を頂いた。ちなみに、3か月前のオメデトウの前は実際に会って母と父と3人で食事をした。それがおそらく2年ぐらい前。その前となるともう記憶にないぐらい。高校を卒業してから会ってないんじゃないか?ってぐらい。
父と電話で話し、明日の朝帰るから駅まで迎えに来てほしいということ、更に父視点による母上の容態を聞いてみた。父も医者から話を聞いたけど、何もわからないらしい。24時間付き添う旨申し出たらしいが、意識も戻らないし、何もできないので付き添いは意味ないと言われたらしい。
要件だけを伝えて、聞いて電話を切ったが、電話の向こうで父が泣くのをこらえながら電話しているのが受話器越しにわかった。