初対面の時のことを覚えているか?


あれは俺が奥さんがあまりにも恐ろしくて公園でたそがれていた時だったと思う。

まだ幼稚園児だったお前が俺に声をかけてきた。

今でも覚えているあの言葉。


「大人なのに公園で何やってるの?

仕事ないの?」


今思い出しても明らかに俺が可哀想だ。

でもお前はあのときから可愛かった。

流石に幼稚園児相手に恋するとかそんな感情はなかったけどな。

あの時と今でお前の中の俺の存在は少しでも大きくなってるか?


あの公園はもう潰れてあの場所でしかお前に会ったことのなかった俺はすごく後悔した。

だから、また会えて死ぬほど嬉しい。

お前は違うかもしれないけど、俺はお前を愛してるぞ。

だからお前が俺に貰った数珠をなくして泣いたくらいですっごい嬉しいし。

お前のために生きてお前のために死のうと思ってるくらいだ。


でも、お前が大人になるまで待つし、大人になっても結婚しようとかそんなことは言わない。

ただ愛してるだけだ。

お前が少しでも俺を愛してくれたら嬉しいけど、でも無理は言わない。

お前は幸せになれ。