私は東京都新宿区で開催された〝第21回新宿シティハーフマラソン〝のハーフマラソンの部に出場しました。
結果はグロス2時間1分3秒(ネット2時間0分35秒)でした。
実は私、昨年の11月25日の土曜日に朝ランをしていた時に、躓いて転倒しました。
歩いて帰ろうと思いましたが、左大腿部の痛みが余りにも強くて、一歩も歩けなくなり、救急車を呼びました。
近隣の総合病院に搬送され、CT検査、X線検査を受けたところ、左腸骨と左鎖骨遠位端骨折と診断されています。
鎖骨の痛みはさほどでもなかったですが、腸骨は骨盤を形成する骨なので、骨盤骨折です。体を少し動かすだけでも激痛を感じました。
土曜日の早朝に呼び出しを受けて診察して下さった整形外科の先生には入院を勧められました。
しかし、この日は簡単に休診には出来なかったため、やむ無く外来扱いにして頂き、診療所に行きました。
この日から約2週間は車椅子での診察を行なっています。クリニックの中だけならよかったのですが、訪問診察もあったので、妻やクリニックのスタッフに随分助けてもらいました。
私の診療所はまだ新しいので、完全バリアフリーです。そして処置室にリクライニング機能のあるベッドがあります。
自宅に戻る事は出来なかったので、クリニックに寝泊まりしながら働くという壮絶な闘病生活を送っています。
受傷当初は約1ヶ月は車椅子での生活になると言われましたが、12月6日に整形外科を受診した時に杖歩行の許可が出ました。
尚、鎖骨に関しては手術をしたら劇的によいという訳ではないという理由から保存的治療を選択しました。
クラビクルバンドで固定するのですが、このバンドは背中で止めるタイプなので、自分では着脱が出来ません。
最終的にはネットで検索して一人でも着脱可能な製品を見つけて購入しましたが、その商品を使い始めて間もなく、バンドはしなくてもいい事になっています。
12月20日に整形外科を受診した結果、屋外でのウォーキングとエアロバイク使用の許可が出ました。
12月23日から屋外ウォーキングを始めています。足腰がかなり衰えていたので。ウォーキングも最初は4キロからのスタートでした。
マッスルメモリーという言葉があります。元々運動を習慣にしていた人は、少しぐらいブランクがあっても、体力の回復は早いというものです。
私もお正月が終わった頃にはかなり速く歩けるようになっています。
1月5日に整形外科を受診した結果、キロ6分程度で10キロぐらいなら走ってもよいと許可されました。ただ、屋外を走るよりはトレッドミルを使った方が良いと言われています。
理由はトレッドミルの方が転倒リスクが少ない事や屋外なら途中でしんどくなると困った事になりますが、トレミなら室内なので、簡単に負荷を下げたり止まったり出来るというものでした。
1月6日から屋外を走る事を再開していますが、キロ6分程度で10キロが決して簡単じゃない事を痛感しています。
馴れた道でも暗い時間帯はやはり怖いし、まだ完全に治癒していない時に再転倒すると大変な事になるなと感じたため、結局トレミを購入しました。
21日に自宅にトレミが届きました。アルインコの約14万円ほどの商品です。家庭で使うものとしてはかなりよいものです。
翌日から使い始めていますが、屋外を走るのとは随分勝手が違います。屋外ではキロ6分は簡単に切れていましたが、トレミでは同じような走りは出来ません。馴れるしかなさそうです。
ただ、最近は寒いので外を走る方が大変です。トレミならTシャツ、半パンで走れます。又、タブレットでドラマなどを観ながら運動する事が可能です。
トレミで1時間しっかり走れるようになれば十分いいトレーニングになりそうだと今は感じています。
先週は山口県でも雪の日がありましたが、トレミを導入していたので、トレーニングを休む必要はなかったです。
私の大会出場は骨折の影響で大きく狂っています。
12月3日 防府読売マラソンDNS
12月17日 加古川マラソンDNS
1月8日 伊万里ハーフDNS
1月14日 いぶすき菜の花マラソンDNS
1月21日 長府城下町マラソン、ハーフの部DNS
21日の長府城下町に関しては自宅にトレミが配送されるためにDNSにしています。
1月26日に整形外科を受診した結果、今日の大会への出場は許可して頂いたので、昨日上京しました。
その時のX線検査の写真を添付します。
腸骨はいい感じで治癒に向かっています。しかし、鎖骨は全く変化はありません。次回受診は5週間後になりました。
そして今日、約2ヶ月半ぶりに大会に出場しました。ジョグ再開から僅か3週間での大会出場です。
今日の目標はとにかく完走する事でした。今日、DNSやDNFを選んだら、大会から気持ちが離れてしまうと思ったからです。
何しろこの1週間はトレミランばかりでしたので、屋外を走るのが久しぶりでした。又、外を走っていた時も最長11キロ程度しか走っていなかったので不安が大きかったです。
又、新宿シティハーフのコースはスタート・ゴールが国立競技場なので華やかさはありますが、コース自体は中々タフです。記録が出やすいコースじゃないと私は思います。
実際、今日も何度か歩きは入りました。給水所でジェルを摂るために足を2回止めています。
ラスト5キロをペースこそ上がらなかったものの、走り切れた事だけは評価していいかなと思っています。
欲を言えば2時間を切りたかったですが、とにかく完走出来たのだからよしとすべきでしょう。
来週の日曜日は別大にエントリーしていましたが、さすがにDNSにせざるを得ません。
次戦は2月11日に開催される神戸バレンタインラブラン、ハーフの部になりそうです。
私は今回だけでなく、2015年にも頚椎を骨折して大変な思いをしました。走らない人生もあるかもしれません。
しかし、心が折れない限りは私は大会に出場する事を止めないと思う今日の私です。