「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は子供の日です。


昨日、私は橘湾岸スーパーマラニック2025、L173キロの部に出場しています。


昨年はE217にエントリーしていましたが、気温が異様に高くなる予報に怯んでDNSにしています。


2023年はE 217キロの部に7時スタートで出場しましたが、89キロの伊王島エイドでリタイアしています。


2022年は自身の故障のため出場していません。


今回は完走に拘る事に徹しようと考えて、L173キロの部に出場する事を決断しました。


スタート時間も早めの7時にしました。深く考えずに決めたスタート時間でしたが、この決断が後になって響いてきます。


途中まではE217キロの部の7時スタートの選手達が沢山周りにいましたので、寂しさはなかったです。


しかし、江川の交差点でE部門の選手達が違うコースに行ってしまうと前にも後ろにも選手がいないという状況になっています。


程なく一人の選手が私に追いついて来ました。この方は何度もL部門に出場している方らしく、道もよく知っていました。走力に関しても私よりは随分余裕はあるなと感じました。


60.8キロの以下宿エイドは見落としようがありませんでした。


65.2キロの恐竜体育館のエイドはE部門の選手達の着替えを行うエイドでもあります。


恐竜博物館はまだ出来てから4年ほどしか経っていない新しい建物です。私も水分が乏しくなってきたので、恐竜体育館のエイドで水分を補おうと考えていました。


後で知ったのですが、このエイドが実質的に機能し始めるのは4日の16時からだったようです。


私が恐竜博物館に着いたのは15時20分頃でした。一度でも行った事があれば、あそこかと分かるのでしょうが、立哨もいないと分からなかったです。


もう少し先にあるのかなと思いながら進むと、権現山に登る山道に入っています。


ああ、何と恐竜体育館のエイドをスルーしてしまったと、この時点でやっと気付きました。69キロ走った時点の出来事でした。


橘湾岸スーパーマラニックはエイドとエイドの間が結構空いています。又、エイドで提供される食べ物に余り過度な期待は出来ません。


従って、かつての萩往還がそうであったように、コンビニを有効に活用する必要があります。


恐竜体育館から権現山までの間にコンビニはありません。


まだ時間は十分あったので、恐竜体育館に戻り、ゼッケンのQRコードを読み取ってもらい、食事を摂ったり、水分を補給すればよかったかなと思いますが、昨日は気温も高く体力に余裕は正直なかったです。


権現山エイドまで行けば気持ちも変わったかもしれません。


私を収容して下さった方も、あんまりにも早い時間のリタイアなので驚いていました。


その方からは金沢さんは何度もL部門を完走しているのだから、スタート時間は10時にした方が絶対よいと言われています。


E部門、L部門の中間地点でのリスタート特別ルールがあり、早いスタート時間の人が茂木中間地点に到着して、リスタート出来るのはE部門9時以降、L部門16時以降のスタート者のトップが茂木ぶらぶらぶらに到着してからになります。


私も数年前にこのルールのために茂木ぶらぶらで1時間半ぐらい待つ事になった事がありました。


7時スタートは自分は早いと勘違いしてしまうし、何時間も待機するのが得策とも思えません。


私はここ数年ウルトラや超ウルトラには出場していません。


だから、69キロしか走っていないのに、今日はまあまあの筋肉痛にを感じています。


やはり場数を踏んでいないと、173キロの道のりは決して簡単じゃないなと思う今日の私です。









今日は日曜日です。


私は長野県長野市を中心とする地域で開催された〝弟27回長野マラソン〝に出場しました。


18回の金曜日の夜間に長野県で発生した震度5の地震には驚きました。正直、長野に行くのを止めようかなと思いました。


しかし、翌日になってもさほど大きな被害は出ていなかったし、大会の公式HPでも、大会は予定通り行う旨の発表がなされていたので、予定通り長野に向かう事にしました。


昨年も長野マラソンにはエントリーしていました。しかし、大会当日がかなり気温が高くなりそうでしたので、それに怯んでDNSにしています。


今年は絶対にDNSは避けようと思っていました。


スタート時は気温は高かったですが、日差しは余り強烈ではなく、雨も降りそうになかったので、意外に走りやすいコンディションかなと思いました。


しかし、スタートして暫くしたら、気温は上がり始め、30キロ以降は非常にタフなレースになりました。


エイドステーションで止まらないランナーはいなかったです。給水のボランティアは大忙しだったと思います。


後5キロを切っても完走出来るかどうか分かりませんでした。


水分補給はしっかり行いましたが、後1キロを切ってから、完璧に足に来たので、僅かな距離ですが歩いています。走ったら転倒しそうな気がしたからです。


結果は3時間54分06秒(ネット3時間53分16秒)でした。


先月出場したさが桜マラソンも暑かったですが、今日の方が記録はよかったです。


長野マラソンは完走制限時間が5時間なので、市民ランナーが参加する大会としてはハイレベルだと思います。


コースもそんなにタフではないとは言え、ある程度のアップダウンはあります。


今年から前日受付がなくなり、ゼッケンを事前に郵送して頂けるようになったのは非常に助かりました。


長野マラソンのように伝統ある大会も変わっているのだから、他の大会も見習って欲しいと思います。


尚、長野はインバウンドの利用者が多く、今日の大会にも結構な数の外国人が出場していたような気がします。


尚、大会終了後も気温は高く、完走メタルを首からぶら下げ、フィニッシャーズタオルを羽織った方を長野駅構内で沢山見かけました。


土曜日に大きな余震が起きていたら、今年もDNSにしていたかもしれません。


決して簡単ではない条件下のレースである程度の結果を残せて本当によかったと思う今日の私です。













今日は日曜日です。


私は佐賀県佐賀市を中心とする地域で開催された〝さが桜マラソン2025〝に出場しました。


今日は全国的に気温がかなり高くなり夏日になった地域もあったと思います。佐賀市もほぼ夏日に近い暑さでした。


昨年のさが桜は前日から大雨が降っており、大会当日の天候によっては中止もあり得る状況でした。


私はエントリーしていましたが、現地入りして大会がないとなったら嫌だと思い、DNSを選択しています。


今年は2年ぶりの出場でした。前日の天気予報を見ると気温は上がり、風もそこそこ吹くと予想されており、我慢比べになりそうだと感じています。


尚、昨年の夏頃に〝SAGAアリーナ〝という立派な体育館が出来上がっており、出場者の動線も変わっていました。


今までよりは断然よくなっていました。


レースはやはり給水を一回もスルー出来ないタフなものになっています。止まったら終わりだと思いながら走っています。


結果はグロス3時間56分57秒(ネット3時間56分42秒)でした。


2月16日の北九州マラソン以来、約1ヶ月ぶりにサブフォーを達成出来ました。


今日の気象条件を考えたら、これ以上を望んだら罰が当たりそうです笑。


私は2月24日に出場した大阪マラソンでは35キロを過ぎてから完璧に脱水状態に陥り大失速しています。サブフォーも逃しました。


そして3月2日に出場した東京マラソンでは、転倒した時に左第5中手骨を骨折し、30キロでリタイアしています。


尚、骨折は8割がた治癒していると思います。もう、装具は付けていません。


大阪でのゴールは不甲斐ないものだったし、東京では完走出来ていません。自信がかなりぐらついていました。


もし、今日のレースでリタイアしたり、途中で歩くようなら、ずっとトラウマを抱え続ける事になっていたと思います。


今日の記録はシーズンベストじゃないです。又、サブフォー出来たらそれでいいとは思っていません。


ただ、今日のさが桜は今シーズンのフルマラソンの最終戦だったので、力一杯のガッツポーズでフィニッシュ出来、自信を取り戻した事に大きな意味はあったと思う今夜の私です。