ゴッドハンドの優しいスライド講座その5
スライドするためのスパイス

タイヤのエッジを使いグリップを限界近く引き出しても、スライド走行にはなりません。
何故ならば、「その1」で説明した空白の速度域があるからです。
空白の速度域を走行する手段はありません。
だから、空白の速度域を一気に越えなければなりません。
その手段は複数あります。
それらの手段を組み合わせて一気に飛び越えるのです。
・アクセルをガバ開けする。
・外側のステップを思い切り蹴り出す。
・フロントに重心移動する。
等々。
何をどう組み合わせるかは、適宜判断します。
バイクの種類にもよりますが、時速60kmくらいの中速コーナーで豪快にスライドすることも可能です。
この時、後輪には物凄いトラクションが掛かっています。
バイクの運転を楽しく感じる時は、トラクションが強く掛かっている時なのです。
コーナリングで強くトラクションを掛けられた時に、人車一体感を得られます。
直線で暴走する以上に、コーナリングは楽しい事が一杯です。
バイクはコーナリングが一番楽しいと思います。

ちなみに、トルクの太いエンジンの方が簡単にスライドに入れます。
パワースライドって言いますが、パワーでスライドさせるのは高速コーナーじゃないと出来ません。
中低速コーナーは、トルクスライドってイメージです。
メーカーの方がこれを読んで、スライドが簡単に出来るバイクを作ってくれたらいいですね。