以前も何かの折に触れたかも知れませんが、今回は「営業と技術」について書いてみます。


当社は今年で設立から7年になりますが、今思い返してうまくいった要素として「一人ではじめなかったこと」があると考えています。


これは、一人だとあきらめたり、イヤになったりすることも、もう一人が客観性をもって諭すことができるという点において優れていたと思います。


反対に気をつけなければならない、また留意した点は、金銭的な取り決めをしっかりすることと、しっかりと相手を信用するという点でした。


そして、もうひとつの良い側面として、営業と技術という役割をはっきりと分担することができた点にあります。


営業は、お客さんに接することが当たり前に多いです。


お客さんは、技術的なことに深い知識がないことが普通です。


ですからわかりにくい言葉や、専門的な表現は、基本的にNGです。


ここまでは当たり前なのですが、自分でモノをつくって自分で売ってしまうと、この辺があいまいになりやすいのです。


どうしても、自分がわかるのだから、相手もわかるだろう、とか、自社のなかで当たり前になると、体外的にも当たり前と考える部分が多かれ少なかれ発生してきます。


ですから、当社では営業と技術というのはしっかりとスタンスをわけ、いつもケンカをしながら仕事を進めていくスタンスにあります。


まだまだ甘い部分もおおいのですが、それぞれの役割に対してプロフェッショナルを発揮することができれば、たとえケンカしながら進めていても、互いにリスペクトしあう関係性が生まれてくるものだと考えているからです。


だから営業は、あえて技術的な要素を理解しない。けれども顧客本位のスタンスはしっかりと貫く。


技術は、冷静なFSを繰り返し、無謀な要求に対してしっかりと理念を貫く。


そして大切なのは、この二つの激流が、「よりよいものを作り上げる」という目標に向いているということであり、コレさえできていれば、ケンカしようが否定しようが、アウトプットはしっかりとしたものになります。


だから当社では、今日も営業と技術はケンカをしているのです。。。(涙)



うちの会社には、「がんばります」と口癖のように言う人間がいます。


先日、彼に「がんばるな、結果を重視しろ」と伝えました。


ちなみに僕は、がんばっている人は嫌いではありません。


でもがんばってもだめなときも多いのです。


ザ・ロックという映画の中で、ニコラス・ケイジが、「全力を尽くす」といったときに、ショーン・コネリーが「全力を尽くすのではなくて、必ずやり遂げろ」的なことをいうシーンがあります。


がんばろうという気持ちと、全てをなげうつ覚悟と、どちらが強いかは一目瞭然です。


話は飛びますが、僕は昔、テレビの仕事をしていました。


ニュースやワイドショーなどで、それなりに危険なことも多い仕事ではありました。


そんな中で、ひとつだけ心に決めていることがありました。


それは、「ゼッタイに生きて戻ること」でした。


大げさに思うかもしれませんが、火山の噴火の取材にも行きましたし、放射能汚染地域にも行きました。その道の方々に囲まれたことも何度もあります。


運が悪ければ、いつ何があってもおかしくないのです。


だから、運のせいにしないように、ゼッタイに、確実に、生き抜いてやる、と心に決めていました。


これは人によって様々だとは思いますが、ぼくは、逆境で歯をくいしばります。


じっと状況を観察し、一瞬で判断を決めます。


僕は、リーダーとなるべき人は、歯をくいしばれる人だと思っています。


もちろん状況によっては逃げること、撤退することも非常に重要です。


でも、耐えなければならないときも多々あります。


そういうときに、安易に逃げることなく、真正面から見据え、歯をくいしばれる、受け止められることは、とても大切なことだと考えています。


そういった意味では、僕の過去の経験は、とても恵まれていたと思っています。


いい意味でも悪い意味でも、いろんなことがありましたが、しっかりと強く成長できたと思っています。


これらを踏まえて、「日常の仕事はバランスを考え、相手のことを考え、結果を考慮し、淡々とこなす。必要なときにはしっかりと歯をくいしばり、決死の覚悟をもって対峙する」といった姿勢が大切なのではないかと考えたりします。


だからがんばらない、必要なことをやるだけなのです。