備忘録

こんにちは。メロディオンぼぶです。

最新MV「名もなき花」は見て頂けたでしょうか？

MV撮影の秘話となるのか、こんなことあったなぁという備忘録を今週は書きたいと思います。

CARAVANからお世話になっている丸山監督とリーダー笹井のイメージすり合わせから始まり、衣装はどうするか等ミーティングをしてようやく迎える当日。

夕暮れ前に千葉の平井駅まで長い道のりをガタンゴトンと揺られて。

レンタル部屋のようなところに集合。

たくさんの着物や小物を富山のWHIKEYandCLOTHINGから運んでいただき、メンズはCHOKOさんにわたしは初対面のmariさんに着付けて頂く。じわじわと高揚感と地に足がつかない感じがふわふわと部屋中を包み、和装×洋装のスタイルが完成していく。

近くの荒川まで徒歩8分ほどの道中、何者たちだ？ナニモノタチダ？？と見られることが多々あり。女子学生の自転車集団が過ぎ去るときに「かっこいい・・・」と聞こえて鼻の穴が膨らむ。

歩きながらmariさんの着物×洋装にかける熱意(パリのエッフェル塔の前で撮られた写真が素敵！) をお話していただいて、ふわふわしていた気持ちだったのがスッと体の軸に力が入る。

荒川に到着してからは最後のサビから撮影スタート。

撮影には小型のオーディオから曲を流して動作をつけるのだが、総武線が通っている橋の近くで撮影していたので、通る電車で音楽がかき消されることが多々あり。

今のテイクは音に合っていたか？みんななぜ平然としているのか？もはや空白のタイム間を養う修行か？と混乱があったりなかったり、監督のビジョンと撮ってみた絵とイメージが離れていたため日暮れを待って全体を撮影しようと、構成通りに進まないのがMV撮影の醍醐味である。

撮影中もmariさんから着物を綺麗に見せる動きをご教授いただき、ただ着てふらふら踊るだけでは馬子に衣装なのだ！！自分をどう魅せるかなんてつきつめたことのないわたしはとても困惑する。モデルさんの一挙手一投足は計算されて動きがあると頭では分かっているけれどいざ自分がやるとなると困惑しかない。自分に見合った動作があるのではないかと模索を始める30歳。