たばこの値上げを機会に禁煙する人が増えているが、禁煙補助薬なるものがあるのをご存じだろうか。
病院の禁煙外来では、ニコチンパッチや飲み薬の禁煙補助薬が処方されるが、これはどのような効果があるのだろうか。
専門家はこう説明する。
「ニコチンパッチは腕にパッチを貼って、そこからニコチンを体内に取り込む方法です。喫煙の習慣をなくしつつ、ニコチンの摂取量を減らしていくことになります」
ニコチンは、脳の中のニコチン受容体という部分に作用してドーパミンという快楽物質を出す。このドーパミンがニコチン依存症を引き起こすのだという。
「ほかにも、ニコチンが含まれない禁煙補助薬もあります。これは、薬品中のバレニクリンという物質が、ニコチンよりも早く受容体と結合してブロックしてしまうんです。快楽物質のドーパミンが出ないから、吸ってもおいしいと感じない。脳の構造を変える薬なんです」
この禁煙補助薬は1日2回、食後に服用。開始1週間はたばこを吸ってもいい。完全な禁煙は8日目からと、順を追っていく。喫煙年数や依存度に関係なく、効果が出るとのことだ。