右矢印 観劇記を書くのがどんどん遅れていますが何とか諦めずに続けたいと思っています。キスマーク

演劇 4月6日にウオルター•カー劇場でフィオナ•ショウの一人芝居'The Testament of Mary'を観た。演劇

合格 フィオナ•ショウはイギリス•アイルランド•アメリカで演技力の高さで評判の女優。
日本の方には余り馴染みが無いかも知れないが、ハリーポッターの母親の意地の悪い姉を演じた人。
演出はフィオナ•ショウの25年間のパートナーでメディアやヘッダ•ガブラー等数々の大ヒット作品を演出したDebra Warner. 脚本はColm Toibin。合格

アイルランドの保守的なカソリックで育ったColm Toibinが、キリストの母のメアリー(マリア)を宗教上の聖母像から普通の人間の母親として本音を吐露させた作品。

観客は開演前に舞台に上がる事を奨励され、歩き回り乍らガラス張りの大きな箱の中にメアリーが一人大きな青い布を被り座っているのを見物する。観客が席に戻るとガラス箱が外され、青い布を脱ぎ去り現代のスパッツとチューニックのメアリーがキリストの最後の数日から復活迄を今迄聖書を基にして語り継がれた話をメアリーの視点から生々しく話し始める。

私が見た時は未だプレヴュー中で試行錯誤の途中だったと思うが、フィオナ•ショウが始めから終わり迄, 檻に入れられた動物の様に動き回り、彼女の心理的葛藤を表す為か小道具や布や本物の禿鷹のいずれかを絶えず手にしての演技が第4の壁の外へ伝わらない。又、Debra Warnerがよく使う無機的な金属音のBG音には飽きてしまった。オープニング迄にどう変わるのか興味がある。
劇場前で宗教上の冒涜であるとピケを張る人達が皮肉にも宣伝に一役買ってしまった。

メラメラ 去年の秋にロンドンのナショナル•シアターでTom Cairns演出の 'Scenes from an execution ' で彼女が演じたGalacticaが本当に素晴らしかっただけに残念だった。メラメラ


$Ako の ’ニューヨークつれづれ’

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