見えていたのに突然
全盲になってしまったばあちゃん 
その時は65歳で
自分が5歳の時だったと思う
それまでは
元気なばあちゃんで
普通に見えてて生きていて
働いていて 生活していた

見えなくなって暫くは
あの ばあちゃんか
落ち込んでいたと両親からは
聞かされた 

一度は手術したが治ることはなく
でも身体は元気そのもので
その事で良い方向もあって
共働きの両親が
仕事から帰ってくる前に
必ずばあちゃんが家にいてくれるので
不思議と癒されていた
こたつに入って足を伸ばせば
足先を探しにもぞもぞしてくる 
そして
足先を掴み揉み揉みしてくれる
それも結構な長い時間 
だから必ず寝落ちする  

年金をもらって多分半分くらいは
ばあちゃんがもらい巾着袋に
入れておくが
使い道は
小遣いをあげる事と
好きな大福、黒飴、牛乳を
俺に買って来させる事の
二つしかなかった

視力が無くなる事を
実際に親族がなったわけで
その事が何となく癖なのか
何なの
たまに 
よくない方に考えたりする
もし自分がなったのなら
とても とても 怖い
そうなって
頑張って生きて居られる方は多いが
自分は、、、と
考えていると身体が震えてくる

だからなのかよくわからないが
幼い頃から
自然と仏壇に手を合わせていた
お墓参りも率先して行ってた

それは今も変わらない。