11月16日
大親友の山崎ハコさんの50周年のコンサートに参加させていただきました。
たくさんハコさんの作品の中から横浜に対する思いが溢れている素晴らしいステージでした。
ハコさんはずっと横浜ローザを応援してくださり、毎年舞台にいらしていただいています。
今日は、ハコさんのステージで念願の横浜ローザのテーマソング「昨夜の男」を語りと合わせて、初めて歌を歌わせていただきました。
あまりの緊張に気を失いそうになりながらも心を込めて、その思いを口ずさませていただきました。
30年間の思いが溢れて、言葉の一つ一つが私の体の中に溶けていきました、、、
かつてこの横浜に、顔を白く塗り、
白いドレスをまとった1人の老娼婦がいた。
あるときは伊勢佐木町の有隣堂の前で、
あるときは、横浜駅高島屋の前で、馬車道で、本牧で、
丸く曲がった背中でキャリーバックをを引きながら歩く
その目は凛として何かを見つめていた。
彼女の人生を太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争と
3つの戦争が通り抜けていった。
時代に翻弄されながらも昭和を生き抜いた彼女。
人は彼女のことを
「ハマのメリーさん」とよんだ。
GMビルの前に立つ
小さくなったメリーさんは、
その白い小さな手を差し出して握手してくれた。
あの冷たさが、今も私の心の中を駆け巡る。
そして、ハコさんの力強い心の叫びと歌声が、会場中を包み込み、熱い1つの大きな渦となって溢れていた素晴らしい50周年ラストコンサートでした!
ハコさん。ありがとう![]()
写真提供・金井恵蓮さん








