こんにちは😊
今回から新しいシリーズが始まります。

テーマは
「50年住宅ローン時代の家の買い方」

 

少し前まで、住宅ローンといえば
「35年ローンが最長」
というイメージが強かったですよね。

ところが最近は、

  • 40年ローン

  • 45年ローン

  • 50年ローン

という言葉を、広告や銀行の案内で見かけるようになりました。

「え、50年…?」
「そんなに長く借りて大丈夫なの?」

そう感じる方も多いと思います。

 

でも実は、
50年ローンは“無理な人が増えたから”生まれた制度ではありません。

まずは、その背景からやさしく整理してみましょう。


🌱1|「35年ローン」が生まれた時代背景

35年ローンが一般的になったのは、
高度経済成長期~バブル前後の時代です。

当時の前提は、

  • 終身雇用が当たり前

  • 年功序列で給料は右肩上がり

  • 夫が働き、妻は専業主婦

  • 定年は55歳→60歳

  • 退職金でローン完済も現実的

つまり、

「今は大変でも、将来は楽になる」

という設計が成立していた時代でした。

 

35年ローンは、
この“将来に余裕が生まれる前提”で作られた仕組みだったのです。


🌸2|今は「35年で返しきる」前提が崩れている

では、今はどうでしょうか。

  • 給与は大きく上がりにくい

  • 非正規雇用や転職が一般化

  • 共働きが前提

  • 住宅価格は上昇

  • 教育費・老後資金も同時進行

この状況で、
35年ローンを同じ感覚で組むと、月々の返済が重くなりすぎる
という問題が出てきました。

そこで生まれたのが、

「返済期間を長くして、月々の負担を下げる」

という発想です。

これが、50年ローン登場の大きな理由です。


🌿3|50年ローン=危険、とは限らない

ここで大事なポイント。

50年ローンは
「無理なローン」ではなく
「月々の負担を分散させる仕組み」 です。

たとえば、

  • 35年ローンでは返済がきつい

  • でも賃貸の家賃と同程度なら払える

  • 将来は繰上返済や住み替えも視野

こうした人にとっては、
選択肢のひとつ になり得ます。

問題は、

  • なんとなく50年

  • 返せるかどうかを考えない

  • ライフプランと切り離して借りる

こうしたケースです。


🌸4|「長く借りる=損」ではない時代に

住宅ローンは、
「何年で借りるか」よりも、

  • いつまで働くか

  • どんな暮らしをしたいか

  • 途中で見直す前提があるか

この視点のほうが重要になっています。

 

50年ローンは
「一生借り続ける前提」ではなく、
“柔軟に生きるための設計”

として考える時代に入っています。


🌈5|第1回のまとめ

  • 35年ローンは、右肩上がり時代の制度

  • 今は同じ前提では成り立ちにくい

  • 50年ローンは「月々を軽くする選択肢」

  • 危険なのは、制度を知らずに使うこと

次回は、
第2回|50年ローンのメリット・デメリット
を、感情論ではなく「現実目線」で整理していきます。

 

「使っていい人・注意が必要な人」の違いも、
やさしく解説しますね🏠