第2回 昔は給料が低くても、なぜ暮らしていけたのか?

「昔は給料が安くても、ちゃんと生活できていた」

親世代や年上の方から、
こんな話を聞いたことはありませんか?

 

でも今の感覚だと、
「それ、本当?」
と思ってしまうこともありますよね。


■ 昭和は「給料が低くても暮らせた時代」だった?

たしかに昭和の給料水準は、
今と比べるとかなり低めでした。

 

でもその一方で、

・家賃が安かった
・物の選択肢が少なかった
・外食や娯楽は“特別なもの”

という特徴がありました。

 

お金を使う場面そのものが、今より少なかった
というのが大きなポイントです。


■ 「使わなくていいお金」が多かった

昭和の暮らしを思い浮かべると、

・スマホ代 → なし
・サブスク → なし
・毎日のコンビニ → ほぼなし

 

今では当たり前の支出が、
当時は存在していませんでした。

つまり、

👉 給料が低くても、固定費も少なかった

この違いは、とても大きいです。


■ 平成は「バランスが取れていた時代」

平成になると、

・給料はゆるやかに上昇
・物価も比較的安定
・生活の便利さが一気に向上

しました。

 

「頑張って働けば、
それなりに生活できる」

そんな感覚を持てた人も、
多かったのではないでしょうか。

この平成の感覚が、
今も「基準」として残っている人は少なくありません。


■ 令和は「給料より、支出が先に動く時代」

一方、令和。

・給料は大きく増えにくい
・物価や光熱費は先に上がる
・便利さは、ほぼ“必須化”

 

スマホやネット環境がないと
生活が成り立たない今、

👉 削りにくい支出が増えている

のが現実です。


■ 苦しく感じるのは、感覚がおかしいからじゃない

「昔より贅沢しているわけじゃないのに…」

そう感じるのは、
あなたの金銭感覚がズレているからではありません。

 

・時代が変わった
・生活の前提が変わった
・お金の使い道が変わった

それだけです。


■ 大切なのは、昔と比べすぎないこと

昭和と令和では、

・生活スタイル
・必要なお金
・安心の形

が、まったく違います。

 

だから、

「昔はこうだった」
「今は甘えている」

と比べるよりも、

👉 今の時代に合った暮らし方を考える

ほうが、ずっと現実的です。


次回は、
「100円で買えたもの・今は買えないもの」
を切り口に、

物価の変化を、
もっと身近な例で見ていきます。