ファイナンシャルプランナーとして相談を受けていると、
30代は最も判断ミスが起きやすい年代だと感じます。
理由ははっきりしています。
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仕事が忙しくなる
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家庭の事情が増える
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お金の決断を急かされる
その結果、
「考える時間がないまま決めてしまう」
ケースが一気に増えるからです。
■ 30代は「お金の責任」が増える年代
20代までは、
お金の失敗は基本的に自分だけの問題でした。
しかし30代になると、
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配偶者
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子ども
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住宅
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将来の生活
など、
お金の判断が他人に影響する場面が増えてきます。
FP相談でも、
「自分の考えが正しいのか分からない」
という不安をよく聞きます。
■ FP視点で見る、30代最大の落とし穴
30代で多いのは、
「一つ決めたら安心したくなる」ことです。
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住宅を買ったから大丈夫
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保険に入ったから安心
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積立を始めたから放置
ですがFPから見ると、
ここが一番危ないポイントです。
30代は、
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収入が変わる
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家族構成が変わる
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働き方が変わる
可能性が高い年代。
「一度決めたら終わり」ではなく、
定期的に見直す前提で考える必要があります。
■ 30代で必ず整理したい3つの時間軸
FPとして、
30代の方に必ず整理してもらうのが
お金の時間軸です。
① すぐ使うお金(生活)
日常生活を安定させるためのお金。
② 数年以内に使うお金(ライフイベント)
教育費、引越し、車など。
③ 将来に向けたお金(長期)
老後や将来の生活のためのお金。
この3つを分けずに考えると、
不安だけが大きくなりがちです。
■ FPが勧める30代のキーワードは「仕組み」
30代は、
「意志」よりも「仕組み」が重要です。
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忙しくても続く
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感情に左右されにくい
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考えなくても進む
こうした状態を作れるかどうかで、
40代以降の余裕が変わります。
FP相談では、
自動化・天引き・定期チェックを
必ずセットで考えます。
■ 30代でやりがちなNG判断
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住宅ローンをゴールと考える
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教育費を「なんとなく」で積む
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保険で全部カバーしようとする
30代のお金は、
人生全体の設計図の一部です。
一つの選択だけで安心しようとすると、
どこかに歪みが出ます。
■ 30代のお金の役割まとめ
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家族と共有する
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将来に橋をかける
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柔軟に修正できる
この3つを意識できていれば、
30代のお金の判断は大きく外れません。
■ 次回予告|40代のお金
次回は
「40代のお金」がテーマです。
FP相談でよく聞くのが、
「教育費と老後、どちらを優先すべきですか?」
40代は、
お金の“出口”が同時に見え始める年代。
整理しないと不安が加速する
その理由を、FP視点で解説します。