ここ数日、立て続けに電車内で、
筋金入りの、オタクさんと遭遇しました。
当然ながら、私の琴線に触れたのは、
彼らが、アイドルオタクだったからです。
幸か不幸か、応援しているのは、
まるで別グループで、私の知らない人達。
彼らには、共通点があり、
肩から、オタクバッグ、
通称、痛バッグを下げていた点でしょう。
痛バッグとは、何か?
どうということのない
ショルダーバッグなのですが、
サイド部分が透明ビニール製であり、
中へ、推しの缶バッチをびっしり
貼り付けられるのが特徴で、
私が偶然、遭遇した二人も、
かわいい女の子の缶バッチで、
側面を埋めておられました。
私もある種のアイドルオタクかも、
しれませんが、
ソフト以外、いかなるグッズ、
書籍も持っておらず、
彼らのように、
渡れば二度と戻れない、
ルビコンは越えていないのです。
普通の恋愛も、まともな人間関係とも、
ある意味では、社会性さえ放棄しかねない、
蟻地獄的なアイドル道。
しかし、彼らは越えて行き、
二度と戻って来られないのだな~と、
上下黄色のスーツ姿で、
しみじみと思いました。
バッタもん