山手線で品川から20分間も揺られ、
世界最大の乗降客数を誇る、
新宿へ辿り着きました。
平日の夕刻、降り口一つ間違えれば、
確実に15分は消耗する、
世界に誇るに日本の迷宮でもあります。
そして、私も間違えました、ハイ。
案内表示板に出ていた表示が、
知らぬ間に消え失せる、
新宿マジックに翻弄され、
東西の移動ならいざ知らず、
南北移動は至難の業なため、
ボロボロになりながら、
ようやく目的線へ辿り着き、
余裕をもって出たはずが、
待ち合わせ場所へ着いたのは、
時間通りとなってしまいました。
管理人さんらしき人の車に
乗せていただき、
辿り着いたのは・・・・・
わが実家以上のボロ家。
坂の多い東京らしく、
玄関前に車が横付けできない、
住宅地価格にマイナス査定の入る、
典型的東京階段上がり家屋。
その建物を見た時、
現在の仕事場へ面接で訪れた際、
会社の前に立っていた老朽化した
公団住宅、その名もズバリ、
「雇用促進住宅」を思い出したほどです。
玄関から中へ。
男しかいない家屋には典型の臭気が漂い、
私に示された二段式ベッドの下段。
これぞ正に、東京二十三区最下層住居、
だったのです。
<続く> バッタもん