都市生活者にとって、
ビルに入る行為は、
日常の一部分かもしれません。
そもそも仕事場が、
オフィスビルの一角というケースも
珍しくはなく、
日常な色んな場面で、
都市とビルは切っても
切り離せませんから。
但し・・・・、
誰しもが同じビルを利用する、
利用できるわけではありません。
高級なショップが並ぶ、
ショッピングビルや、
高い飲食店の多く入る
ビルもあり、
縁のあるビルもあれば、
縁の薄いビルもあるからです。
人によっては、行政ビルだけや、
特定階層の人々へ職を斡旋するビルもあり、
その種類はあまりに多種多様なのです。
自分の生活水準と直結した、
都市生活者の利用するビルの水準。
毎週日曜日の午前中、
大阪は場末の繁華街にある、
雀荘、風俗店、
いかがわしい飲み屋と一緒に、
入居している
ビデオ個室ボックスへ向かうべく、
足を踏み入れる雑居ビルは、
常にゴミが散乱し、吐瀉物が放置。
その脇を通って歩きながら、
つくづく、そんなことを考えていました。
バッタもん