社長からの一方的な一か月勤務延長

 事を荒立てるのは簡単です。

 

 労働基準監督署へ駆け込むことも、

 吝かではありません。

 

 しかし・・・・。

 時間の経過と共に、

 私は冷静に計算を開始しました。

 

 事を荒立てて、何か得をするだろうか?

 立つ鳥跡を濁さずと、決めたばかりです

 

 本当にこの先のプロジェクトを

 成功させたいなら、出帆時こそ、

 一番大事なのではないか、と。

 

 ここで、社長一か月間分恩を売り

 得られるメリットは計り知れません。

 

 退職は、会社都合退職扱いを貰え、

 私だけは一か月分余計

 給料が支払われます。

 

 なにも金銭的メリットだけではありません。

 

 は、この一か月意味を、

 社長通話けながら、考えました。

 

 或いは、この一か月大きな意味が、

 あるのかもしれない、と。

 

 まずは荷物を厳選し、

 整理整頓時間が得られ、

 

 より不動産物件選びに

 時間を割くことが可能となります。

 

 さらに漢字の練習台帳。

 

 現在、基本となる難読漢字練習台帳

 再編集へ着手しているのですが、

 

 漢字の勉強並行で行っているため、

 思うように進められていないのです。

 

 無論大きなデメリットも。

 

 渋谷立つのが、

 真夏の暑い盛りなる点

 

 これは中年には辛い仕打ちです。

 

 秋まで待つ?

 そんな余裕はありません。

 

 勝負今年度、年末来ます

 そのためには、早く始めるに

 越したことはないのです。

 

 大嫌いな夏に路上デビュー。

 考えただけゾッとしますが、

 

 冷静にすべてを計算し尽くした上、

 最大限譲歩してくれた社長の顔を立て、

 

 は、6月一杯までの勤務承諾

 そしてデビュー日を決めたのです。

 

 7月20日土曜日、夏休み初日

 

 <これにて連載は一旦、停止します>  バッタもん