小説には登竜門である、

 懸賞用意されています。

 

 そう、門戸あるのです

 ちゃんと

 

 しかし、漢字

 いくらげても披露する場が、

 必ず用意されるわけではありません。

 

 街頭インタビューで、

 どれほど難しい固有名詞書き切っても

 世間の反応は、ゼロ

 

 どんな特技、知性系番組

 応募してもスルー

 

 そう、これが現実。

 打席は決して回ってきません

 

 ストレスの質

 これまでと変化していました。

 

 そこで、巡ってきた流れを掴むべく

 打席自分で勝手に作り

 勝手バットを振り回す、

 

 パフォーマンス型への転向を決意し、

 一念発起したわけですが、

 

 出所決まっただけに、

 それまでも感じていた職場の汚臭が、

 更に酷く感じられ、

 

 ストレスを増大させていたのです

 

 職場である、会社と出荷場所

 それは、世に数多ある、

 典型的なガラパゴス諸島のひとつに過ぎず、

 

 そこでは、進化も変化も成長も志も、

 最初から放棄した輩が群れを成し、

 

 己の出鱈目さを、

 相手の生態を確かめることで安心し、

 

 不満は口にしても、

 決して不安とは立ち向かわない、

 

 一度として、

 人生を始めようとはしなかった、

 蒙昧無知が、

 

 恥という概念を知らずに、

 横行闊歩している世界なのです。

 

 もうすぐ終わりなのに、

 それでもストレスは増大を続けました。


 <続く>        バッタもん