さて前回、球界の盟主と公言しながら、
実態は、恥知らずなエコノミックアニマル、
野球を文化として育てる意識など皆無であり、
新聞販売の宣伝媒体としてしか捉えてない、
クソ巨人が横行闊歩する、
低レベルなプロリーグを
皆様は本当に応援するのかと問いましたが、
今日と明日、なぜ私が長年応援してきた、
地元チームと決別し、MLBへ傾倒したのかを、
記したいと思います。
例を挙げて説明します。
ヒューストン・アストロズが、
初めてWシリーズを制覇した年、
大谷君がエンゼルスへ移籍した1年目の春先、
正捕手のトレードが打診され、承諾。
なんと優勝を争う同地区のライバルチームから、
ライバルチームへ正捕手が移籍したのです。
そして球団創設56年目にして、
ついにWシリーズを初制覇。
ここまでやるのがMLB。
いつも本気なのです。
現在こそ強豪ですが、
最近までのボルチモア・オリオールズは、
ア・リーグ東地区の草刈り場であり、
年間100敗していて、特にヤンキースが
大の苦手。本拠地で右の強打者から面白いように、
HRを量産され、オーナー大激怒。
「もうヤンキースのHRは見たくない!!」
と言い放ち、オフに本拠地を大改造。
なんとレフト外野席の一部を壊し。
グランドを拡大し、外野フェンスを
5メートル後ろへ下げたのです。
工事は大掛かりですから、
期間も費用もそれなりのもの。
それでもやるのがMLB、
いつも本気なのです。
2016年、春先から不調だった
ヤンキースのGMは早々とプレイオフ進出を諦め、
なんといつも買う側なのに、売り手へ転じ、
高給取りのベテランを一斉大放出。
プレイオフ上位進出を目論む球団から、
買われたのですが、
目玉は、絶対的クローザーである、
165キロ剛腕のチャップマン。
このオフにFA権を得るため、
単年契約ではすぐ逃げられてしまうため、
どの球団も獲得に尻込み。
ところがわずか三か月の契約でも、
若手有望選手を複数人手放しても、
手に入れようとしたチームがありました。
そう、我らがシカゴ・カブスです。
そしてオフにはチャップマンはFA宣言し、
ヤンキースへ逆戻り。
まるで大損した印象がありますが、
実際はそうではありません。
カブスは結果、108年ぶりで、
Wシリーズ制覇。流す血は多くても、
ちゃんと栄冠をもぎ取り、
ここまでやるのがMLB、
いつだって本気なのです。
唯一無二の価値、それは、
Wシリーズ制覇。
球団名に企業名など付かないMLBは、
いつも本気であるため、
魅せられてしまうのです。
さて次に、我が国の野球へ目を向けましょう。
<続く> バッタもん