長きに渡り、大東京の魚介類を
一手に担ってきた築地市場が豊洲へ移転、
その跡地に突如、降って湧いてきた、
巨人の本拠地移転問題。
最初は華やかな話でした。
天然芝の専用球場を建設するという、
夢のある話が一転、
屋根付き複合施設という、
経済効率最優先話へと変化し、
挙句の果てには、
移転を前提にはしていないという、
巨人幹部の発言。
東京ドームの老朽化は仕方ないとして、
私が眉を顰めるのが、
巨人幹部が、まるで我々も野球を文化として、
捉えていますよ的な上っ面だけ装い、
実際、銭勘定の話や、
具体的な話となった途端、
手のひらを返す、節操の無さなのです。
その裏には、口だけでなく、
いくら札幌市とモメたとはいえ、
本当にボールパークを建設してしまった、
日ハムの実行力を目の当たりにして
青ざめてしまい、勝手に自認している、
球界の盟主の面目を潰された焦りが、
見え隠れしているのです。
本当に球界の盟主なら、
日ハムがやるはるか前に、
本物のボールパークを建設するのが、筋のはず。
それなのに、人工芝という悪しき文化を
国内に定着させただけでなく、
ドーム球場という、醜悪な施設へ
真っ先に飛びつく、エコノミックアニマルぶりを、
露呈したのは、ほかならぬ巨人であり、
球界の盟主を自認し、公言している、
連中なのですよ。
ですから、改めて問いたい、のです。
NPBファンの皆さん、あなた方は
こんな低レベルなプロリーグへ、
まだ時間・お金・エネルギーを
注ぐのですか?
私には信じられません。
バッタもん