乃木坂46のメンバーが
有名楽曲をカバーする歌番組は、
関西地区は放映されず、
私は仕方なく、
YouTubeで観賞しております。
最近というか、過去半世紀ほど、
ほぼ音楽シーンへのアンテナは、
未建設だったせいか、
世間では有名曲でも、
私は知らないなど、いつものこと
なのですが、
最近、歌唱力抜群の五期生メンバーが、
川嶋あいさんの、「旅立ちの日に…」を
カバーし、披露していました。
私は基本文章書きなので、
歌詞を聴いているのですが、
そこで、
拭えない違和感を覚えたのです。
歌詞や楽曲に文句があるわけではありません。
あくまで私という受け手側の問題。
卒業をテーマにした、
学生生活を振り返る内容として、
至極当然にして、健全であり、
聴き手である、
全うな学生生活を過ごした多くの若者達から
共感を得て、
支持される点も大いに
納得することができるのです。
けれど、私は無理。
居心地の悪さしか覚えず、
楽曲を支持することも、
共感することもできないのです。
そう、まともな思い出など、
学生生活に皆無なのです。
すべてがどうでもよく、
ただ仕方なく行かされる場所、
それが学校。
教師が嫌悪と憎悪、軽蔑の対象なら、
同級生もまた似たり寄ったり。
その証拠に過去、
同窓会へ出席したこともなければ、
学生時代の友人など一人もいませんし、
選挙の投票等で母校の体育館へ入っても、
何の感慨もなく、
仕事で母校の傍を通っても、
一顧だにしませんから。
それとも母校愛や郷土愛は、
必ず持っていなければ
ならないと、
一体、誰が決めたのでしょうか?
そういう人間はいてはいけませんか?
私は確かに真っ当とは程遠い
人間かもしれませんが、
だからといって犯罪や反社会的行いも、
一切、行っておらず、
ぎりぎりの社会性くらいなら、
辛うじて持っていますから。
ですが、残念ながら、
川嶋さんの楽曲を支持し、
共感することはできないのです。
では、どの卒業ソングなら、
共感できるのでしょうか?
<続く> バッタもん