先週、「困ったオムライス」という、
実にどうでもいい記事を書きました。
私が突如、
オムライスが食べたくなったものの、
小汚いクソ親父の分際で、
一人で入店できる空気のある、
飲食店などあるはずもなく、
仕方なく、フードコートへ入り、
オムライスを食したという、
本当に他愛のない話の続編です。
探求したい飲食店ジャンルから、
ひとつ選べと言われたら、
私は迷わず、町中華を選びます。
敷居が低く、庶民的なうえ、
私が一人で入っても、
店の空気に調和しますし、
多くは個人経営の店で、
主人の腕前で経営を成り立たせてきた実績に、
大いに食指が動かされるためで、
よく知らないエリアを歩くと、
焼き肉店よりもラーメン店よりも
カレーショップよりも大衆食堂よりも、
断然、町中華へ興味を
駆り立てられてしまうのです。
そんな長い歴史が感じられる、
庶民的なメニュー、雰囲気、料金体系の
ありがちな町中華を見つけたのは、
先週の事です。
店構えや雰囲気は正に絵に描いた、
町中華だったのです。
まだ開店前で、サンプルの並んだ、
ショーケースが出ていたので、
歩きながら覗くと、そこにオムライスが。
わざわざサンプルにするほど、
力を入れているらしく、
唐揚げとのセットまである、充実ぶり。
行きたい、入りたい、食べてみたい。
ところがです。
私のような輩なら、入店は
さして難しくはありません。
ラーメンセットやランチセットを
頼めば自然でしょう。
けれど、いくら店が推していても、
オムライスは頼めない。
小学生の女子を連れていたら、
自然に頼めますが、
おっさん一人のオムライスは、
どうしても注文できないのです。
おっさんとオムライス、
どうにも相性は良くないようです。
バッタもん