大相撲の世界で横綱へ昇進した力士は。
必ず口上を述べるのが、しきたり。
この席でかつて、
バカ丸出しのアホ兄弟がいて、
まるで身に付いていない、
難しい四字熟語を用いて
失笑を買い、
必死にバカであることを隠そうとして、
逆に醜態を晒しましたが、
その後の人生も揃ってスベリ続けており、
アホは所詮、死ぬまで治らないことを、
見事に実践してくれました。
こういうバカはどこにでもいて、
周囲の大人が笑っているとは
露とも思っていないのです。
とある時、目の前を走るトラックに
こう書かれていたのです。
「八紘一宇」
思わず、のけぞりました。
これは四字熟語で、
本来は、
国中をひとつにまとめる、
人類皆兄弟的な意味だったのですが、
実際は、
日本軍が海外進出する際、
口実に使用されていたのです。
無論、この会社や出入り先の人間が
どんな知能レベルかは、
実地体験35年の
キャリアを持つ私は知り尽くしており、
何も問題もありませんが、
公道を走行する以上、
全ドライバーが同レベルの知性では
ないのです。
私にこのトラックに、上から、
「口耳之学」とペイントしたくなりました。
他人から聞いた学問の内容を、そのまま他人に伝え、
自分ではまったく理解していないこと。
さらに最近、無駄無意味な装飾を施した、
通称、デコトラの後部にこうペイント
されていたのを見たのです。
「吾唯足知」
これもまたのけぞるアホレベル。
「われ、ただたるをしる」と
読むのですが、自らを戒め、
謙虚さを説く言葉であって、
無駄無意味な装飾を施す金があるなら、
安全のために、少しでも高品質タイヤを、
エンジン寿命を延ばすため、高品質オイルを
費やすのに回すのが筋というもの。
それを装飾へと回すアホにはいっそ、
「陶犬瓦鶏」とペイントしたくなりました。
格好だけが立派で、実際には役に立たないもののこと。
嗚呼、一刻も早く、
この低能ばかりが横行闊歩する世界から、
足抜けしたいです。
バッタもん