あいみょんが、野茂英雄さんに
似ているなら、
では、ダルビッシュ有投手は誰なのか?
ええ。即答できます、椎名林檎さんです。
まず、ダルビッシュ有投手について、
記します。
高校時代から全国区で有名投手。
大型投手で豪速球を投げていましたが、
氏は、絵にかいた本格派投手にはならず、
前代未聞、未だ誰も見たことのない、
ダルビッシュ有、という投手となったのです。
150キロを超える豪速球を投げられるのに、
投げない、頼らない、氏のピッチングは、
基本、変化球が主体なのです。
なぜか?
ボールを曲げるのが大好きだから。
そう、実は、野球に興味がなく、
ボールを曲げるのが面白くて、
野球をやっている、
前代未聞の大変人にして、
偏執狂で大変態。
5回あたりで勝利投手の権利が懸かった場面、
ツーアウト1塁2塁、ツーツーのカウントで、
仕方ないという表情で、
155キロのフォーシームを投げ込んで
三振で切り抜ける、前代未聞の奇人なのです。
ですからそのピッチングは変幻自在。
私のような投手オタクは、
氏へ食いつくのですが、
事情はアメリカも同様らしく、
アメリカのオタクも氏が大好き。
研究対象になるほどの異端児なのです。
さて、一方で椎名林檎さんは、
どんなミュージシャンでしょうか。
彼女の前に彼女に似た人はおらず、
彼女の後もまた、だれも彼女の真似ができない、
スーパーなTHE・オリジナル。
この点において、ダルビッシュ有氏と、
まさに瓜二つと言えるでしょう。
クラッシック音楽を基礎から
きちんと学んでいる彼女は、
音楽のセンターラインを熟知しており、
脱線の仕方を心得ているのです。
あえて崩すが崩し過ぎず、
あえて壊しても決して壊し過ぎず、
椎名林檎ワールドを構築し、
見事、市場を席巻し、ある種の
殿堂入りを果たしているのです。
38歳にして高額年俸で選手契約を4年、
パドレスから勝ち取ったダルビッシュ有投手。
誰にも似ず、誰にも似させない
オリジナルを確立した、椎名林檎さん。
天才たちが集う世界で、
際立つ能力を発揮する人とは、
これくらい変人でなければならないようです。
<終わり> バッタもん