連日続く猛暑のせいで、
私は当初、8月4日の予定を、
まるで別のプランで考えていました。
どうしても、カレーが食べたくなり、
大阪で一番気に入っている、
カレー屋さんへ行き、
ビデオ個室ボックスへ沈没、
3時間パックを利用し、
帰りには、次に食べたい、
味噌ラーメンを食べて帰宅しようと、
考えていたのですが、
最近、ブログの進みが遅く、
やはり通常モードで過ごし、
真面目にペンを走らせようと
思い直していたのです。
或いは、この断を下した瞬間、
運命の歯車は
噛み合っていたのかもしれません。
仕事を終えて、そのまま自転車で、
駅へと向かいます。
この時、職場を離れる瞬間、
何気なく腕時計を眺めていました。
私が駅から乗りたい電車は、
三分の一でしか来ない、
各駅停車。
ロングシートで腰掛けやすく、
なにより空いていて、
漢字勉強のため、
ペンを走らせやすいからです。
そして私の頭には、
平日のこの時間帯、
各駅停車が何分に来るか、
すべて頭に入っていて、
職場から最寄り駅まで
自転車を走らせれば、
最も早い電車へ乗れることを知り、
ペダルを真剣に踏んで、
無事、狙いの各駅停車へ乗りました。
向かう先は、
いつも利用している駅、
そして店舗。
周囲にどんなお店があるか、
すべて把握できています。
典型的な習慣の生き物である私を、
この習慣が救ったのです。
時間的に余裕があり、
駅を降りた私はまず、
街の古書店へ向かい、
置きっぱなし投げ売りワゴンで、
一冊を100円で購入し、
ついでに百円ショップを覗き、
その足は、次に餃子の王将
テイクアウトコーナーへ。
よく空いた店で、
持ち込みディナーを入手。
さらに店舗では定価売りの、
ダイエットコークを
より安価で入手すべく、
普段は絶対に足を向けないほど、
忌み嫌っているクソスーパーへ
向かって歩き始めた、その時、
突然、男性が目の前へ立ちはだかり、
私に声を掛けてきたのです。
<続く> バッタもん