月曜日に起きた、

お腹の腫れの急変。



痛み止めのオキファストの量を増やしたので、

しばらくの眠気は覚悟していたけれど、



量を元に戻したのに、

ずっと妻の意識が朦朧として、

会話が出来ないまま…。



看護師Mさんに相談したところ、



「私も正直なところ、今回の朦朧としている状態は、もしかすると痛め止めの影響ではないんじゃないかと思っています…」





そう言われて、

また、頭が真っ白になる…。



翌日診察を頂き、

応急診療のドクターと看護師Mさんからは、



今の状態に関しては、


・炎症が起きたから悪くなってるのではなく、全身状態が悪くなって来ているから、炎症が起きた可能性がある

・アルブミンの値が低く今後腹水の可能性も

・酸素も若干低いので対応していく必要がある

・この今を乗り越えられるかが大事


9月は越えられないだろう、

という厳しい現実を突き付けられました…。



私はその話を聞き介護休業を決意、

上司へすぐ連絡を。




それでも全身状態を良くしていくしかない。

支えていくしかない。




抗生剤を入れて3日目の金曜日。

腫れも治まらず、意識も変わらない。



4日目の土曜日。

酸素の機械を設置。



そんな中、



夜中の1時頃、

妻の意識がほんの少しだけ戻った。



良かった!と思いつつ、



同じ態勢で眠っていたから、

「痛い…嫌だ…」と、頻りに動こうとする。



横を向いてみたり、

ベッドを起こしてあげて座ってみたり、

眠っている態勢にしてみたり、

また横を向いたり…。



「違う…嫌…」と言うので、


何度も何度も変えてあげる。




妻は元々、脊髄に神経障害があるので、



普通の人には分からない、

痛みや気持ち悪さが出てしまう。


また、背中を下にして眠ってはいけない。


神経を圧迫して、

悪化している可能性も十分ある。



だけど、お腹の腫れがあるので、

下にも出来ない…。



障害のことは、

看護師さんたちにも理解して貰えない。



それを言葉で伝えられないし、

きっと妻も苦しいんだと思う。



そうこうしていると、

朝の6時半に…。



なんてこった…、

3時間後には出勤だ…と、




いつもの妻なら、


「旦那さん、明日は仕事だから早く寝なきゃね」



なんて言ってくれたけど、



今の妻はスパルタだ…。




色んなご病気の方が世の中にはいて、

支えている家族の方もたくさんいる。


うちのレベルがどれくらいなのかは、

分からないけれど、



介護の大変さを知った気がする。



そりゃ、

心配で眠れないよね…。



これが毎日続くと思うと、



仕事の両立なんて出来ないし、

こんなこと他人にも任せられない。





次の日の妻は、

どうだろうと思ったけれど、


攻防は同じだった。




そして、

また今日も夜がやって来た。





妻の為だ、今日もオール覚悟で戦う。

戦い抜くぞ。



以下は、


一緒に深夜の妻を守ってくれる、

ガーディアン達。




クッションの隙間に潜り込んで、

妻の体勢を微調整してくれる、

三兄弟。



姿勢を保持したり、

首を寝かせないよう守ったり、

足を乗せてくれたり、


最強の万能キャラ、三角君。



妻の左足と右足がくっつくのを離したり、

時に踏ん張りになってくれる、

絶対パワー、ぬりかべくん。




空から、
援護射撃をきっとしてくれている息子。



そして、


介護休業を取得して無敵になった、

妻の旦那です。





とことん落ちたら、

もう這い上がるしかない。




まだ戦うぞ。