この間の水曜日は、
5日間の放射線治療の結果を聞きに、
病院へ。
結果は、
「腫瘍が一回り小さくなってます」
と。
ずーーーーーーっと悪い話ばかりで、
久しぶりの嬉しい結果。
本当に嬉しい!!!!
「おそらく奥様は、放射線が効くタイプなんだと思います」
嬉しい気持ちと同時に、
もっと長期間受けることが出来たなら、
再発1ヶ月前、お腹の不調を訴えた時に、
CTを撮ってもらえてたら、
そんな気持ちが頭をよぎってしまう。
でも、それが簡単に出来るくらいなら、
ステージ4にはなってないよね…。
そう思うしかない。
放射線科の先生から、
嬉しいコメントも頂けた。
金曜日に終わっての水曜日なので、
・2~3ヶ月掛けて腫瘍が崩れて行くので、これからもっと小さくなると思う。比較的少ないケースで非常に良いペース。
・頻繁に起こっている発熱は、がんの細胞の一部が死んだことによって、炎症が起きていると思われる。
・免疫細胞ががんの死体を見つける為に周辺に集まってくるので、結果免疫が上がるとも言える。
・今の抗がん剤治療も、相互作用でプラスが見込める。
などなど。
これから気を付けることをお聞きすると、
「とにかくストレスを溜めないでください!」
「治療が出来る体力を確保しましょう!」
と。
脱水症状も出ておらず、
久しぶりに気持ちが上がる。
その時だけは、
とてもいい気持ちで、
帰ることが出来たのだけれど…。
肝心の妻はとてもしんどそう。
放射線の副作用も加わったことで、
気持ち悪さが日に日に酷くなってる。
抗がん剤治療中に食べていた、
マグロの刺身を買っても「要らない」
好きな梅干しを食べても、
「口はいいけど、胃が受け付けない」
妻の好きな炭酸を買ってみても、
「要らない」
「気持ち悪いって言ってるのに何で勧めるの」
心配で背中を摩ってみても、
「揺れると気持ち悪くなるから摩らないで」
ストーマを見て気持ちが落ちる。
「臭い」
「汚い」
「もう嫌だ、終わりにしたい」
再発して以降、
初めての良い兆し。
でも、それはこちら側の話で…。
本人にとっては、
副作用が増えただけ。
「治療をしても悪くなってるじゃん。抗がん剤ももうしたくない…」
これを機に、
もっと治療の後押しが出来ないだろうか?と、
標準治療だけで大丈夫だろうかと不安だから、
色々と考えてみるのだけれど、
何も受け付けてもらえない…。
僕自身も、
仕事で疲れきった日もある。
そんな時は、
今まででは考えられなかった妻の言動に、
滅入りそうになることもある。
でも、希望は生まれた。
今の妻は、
光に敏感だから、
電気は暗めで過ごす。
匂いに敏感だから、
ユローズパックの匂いが漏れないようにする。
喉が痛いみたいだから、
極力話しかけないようにする。
ご飯を食べたくない時は、
何も勧めない。
妻が1番辛いんだ。
今は見守ってあげるしかない。
明日は今日よりも、
腫瘍が小さくなっていますように。
明日は今日よりも、
妻の気持ち悪さが和らいでくれますように。
それでは、おやすみなさい。



