薬膳や中医関連のマニアック文庫は
上海でたくさん買ってるので
もういいかなと思いつつ
香港を発つ時に空港でお買い上げ。
香港ならではのスープの本を
1冊持っておきたくて。
香港大学中医科を出た女医さんによる
体質別の薬膳スープの本です。
香港の薬膳スープ=老火湯
だと思っていたけれど
もう少し奥が深いようで
✳︎老火湯
水2500ml、3時間煮込む
✳︎煲湯
水2000ml、1.5~2時間煮込む
✳︎滾湯
水2000ml、15分煮込む
という種類があるそう。
食材や生薬を水から強火で煮出して
沸騰したら弱火にする所は共通。
女医さんいわく
老火湯は長時間煮込むので
栄養素が壊れてしまったり
肉類の脂が多く抽出されるので
毎日飲むのはお勧めしないそう。
普段はあっさりとした滾湯を飲み
体調が思わしくない時に飲むのが
老火湯なのだとか。
前半の理論は繁体字なので
ちょっと読みづらいけれど
後半のレシピ部分になると
あら、分かりやすい写真
英語も併記されてます
なかなか良い本と出会えました。
あと、へぇーと思った豆知識
✳︎秋は『BBQ後遺症』になりやすい
BBQをすると
1.秋の空気の乾燥
2.火の近くにいる事による乾燥
3.焼いて水分を失った食材による乾燥
という3つの乾燥から、
肺や喉をいためやすいそうです。
BBQの後は保湿が大事ですね。
✳︎生理痛の俗称を『M痛』と言う
香港だけなのかな?
たぶんmoonの略だと思うのですが。
いつかこっそり使ってみよう。
本日はM痛の為、午前休を頂きます。