原子力災害時の入院患者の広域避難に関する基礎調査について | GOのブログ

GOのブログ

ブログの説明を入力します。

 八幡浜は今週は天気が悪く雨の日が多いです。でも、北国では雪なのでしょうね。南国でも寒さはこたえますが、東北や北海道の人々の冬は十分に準備され、しかし本当に身を凍えさせるように寒いのでしょうね(旅行者としてしか知りません)。


 さて、愛媛県の災害医療コーディネーター(八幡浜・大洲圏域の災害拠点病院コーディネーター)として、以下のアンケート調査を計画しました。これによって、伊方原発から30km圏内の医療機関から避難する入院患者の数と救護区分(歩ける人、車いすの人、ストレッチャー搬送を要する人)を把握したいと考えています。


[1] 送付先=八幡浜市・伊方町・大洲市など、伊方原発から30km圏内の有床医療施設の長

[2]文面
原子力災害時の入院患者の広域避難に関する基礎調査について(御協力御願い)
 発信元:市立八幡浜総合病院麻酔科・救急部 越智元郎
 (愛媛県県災害拠点病院コーディネータ・八幡浜市災害医療コーディネータ)


 本年もいよいよ押し迫って参りましたが、皆様におかれましては益々御清祥のことと御喜び申し上げます。


 さて、平成25年10月2日、修正版の愛媛県地域防災計画(原子力災害対策編)が発表され、その中で病院等医療機関管理者が原子力災害時の避難計画を作成することが求められています(2-8-5 災害時要援護者等の援助計画)。しかし、計画策定を求められている避難経路については、搬送手段や想定すべき転院先等についての一定の方向性が決まらなければ計画立案は難しいと考えられます(県の地域防災計画において、搬送手段については市が主体と定められており、一方 受け入れ先の確保をどの組織が担当するかについては記載がありません。県は搬送手段についても受け入れ先確保についても「支援に努める」スタンスとなっています)。


 いずれにしても、各病院が単独で避難計画を立てることは難しく、地域の有床医療施設がまとまって市町や県と協議し、共通の計画を立てて行くことが必要ではないかと考えます。そのためには、まず避難計画策定に必要な各病院の患者数などのデータを共有することが必要と考えられ、アンケート調査を計画させていただきました。ご多忙中誠に恐縮と存じますが、御協力のほどよろしく御願い申し上げます。


 なお、愛媛県および八幡浜市の災害医療コーディネーターとしての原子力災害時の入院患者の避難に関して、越智の意見を拙稿にまとめています。また、市立八幡浜総合病院の現時点での避難計画(搬送手段や避難経路、転院先確保などにつては記載できていません)を同封いたしますので、併せてお目通しいただきたく、よろしく御願い申し上げます。


 以上、末筆にて恐縮とは存じますが、皆様の益々の御発展を御祈り申し上げます。

 記

1. アンケート用紙(質問およびFAX返信用紙を兼ねています)
2. 資料
 (1) 八幡浜医師会報原稿(越智元郎、要援護者の放射線災害時広域避難について―初期被ばく医療機関からの意見―)
 (2) 市立八幡浜総合病院災害医療計画/第5部)緊急ひばく医療措置マニュアル/第4章 入院患者等の緊急避難手順


━━━━━━━━━━━━━━━━━━・

アンケート用紙(FAX返信用紙を兼ねる)
□宛先:市立八幡浜総合病院救急部 越智元郎 行
□御施設の名称:___________
  御発信者名: ______(部署:   )
□質問と御回答欄
1.貴施設の許可病床数 ______床
(運用していない病床があればその病床総数 _床)
2.平成24年度の平均入院患者数 ___人
3.平成25年12月のある平日(代表的な1日に関してお答え下さい)の午前中(例えば午前9時)における
 ○入院患者総数 _________人
 ○上記患者の救護区分

   独歩___人、 護送__人、 担送__人
  (担送患者の内、人工呼吸中または循環

   作動薬持続静注中の患者___人)
4.地域内で共通の原子力災害時の避難計画を検討することについて
(当てはまる項目にチェックをお願いします)
 □賛成―理由など:          
 □反対―理由など:
 □どちらでもない―御意見など:
6.その他 原子力災害時の避難計画策定について御意見や情報がありましたご記入下さい。
ご協力有難うございました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━・


 以上、皆様からのご意見や情報をお寄せ下さい。