「僕らが日本にレコーディングに行った何日かはずっと雨が降っていた。福島の原子力発電所での事故の影響を受け、当時の関東一帯はまだ放射線にさらされていて、僕らはずっと、できるだけ雨に濡れることを避けていたんだけど、日本の地元の人を見ると、雨に濡れるかどうかなんて、明らかに気にしていない様子だった。これは、彼らが勇敢だからなのか、それとも既にいわゆる世界の終末のムードに溶け込んでしまったからなのか。一番感慨深かったのは、レコーディング期間が8日、9日を過ぎ、レコーディングの最後の日には僕ら自身も雨に濡れるかどうかなんて既に気にしなくなっていたことだ」
--「五月天舟遊護照」より
つづき