古本屋に売り飛ばす本を探しに書棚に突進し、一冊手にとるやいなや、購入したまま忘れ去られていた名著を発見。

ページをめくるとすぐに、素晴らしい格言らしきものがあった。


勇気を出せ、不幸な者たちよ

用心せよ、幸せな者たちよ

(憂鬱の解剖より)


「ウェイクフィールドの牧師」なるタイトル。

著者は18世紀イギリスの作家ゴールドスミス。


イギリスの片田舎に住む牧師一家の話であるらしい(まだ読んでいないので、カバーの概要から)


第一章

結婚して大勢の子どもを育てた正直者のほうが、いつまでも独身でいて人口問題を論じている人間よりよほど世の中に貢献しているというのが私の持論である。


現代においては、ほんの少し修正は必要だろうが、おおむね正しいと思われる。

座って御託を並べてないで動け、ということなのだろう。実践家は少なく批評家ばかりというのは、おそらく紀元前のころから変わらないのであろう。


「私の持論」以下は、既婚者にも未婚者にも力となり得るような言葉が続いている。


おすすめの本。

岩波文庫だが新しいため字が大きい。

1000円以下である。

Amazonあたりで、送料込み350円とかで小さい字の古いやつを買うより新しいのがいいと思います。