山奥にある自家焙煎珈琲のお店でテイクアウトしたコーヒーは、プラスチックの容器を紙コップで補強したものに入っていた。
プラスチック容器は薄くて、それだけを持つとフニャフニャである。
数回使って棄てようと思っていた。
だが、一週間40回以上も使用しているが、びくともしない。汚れもつかない。
容器の底にはPPとある。
調べてみると、ポリプロピレンというものらしい。汎用樹脂といわれるもので、耐熱性に優れ、安価で製造できるため、いろんなものに使われているとのこと。
プラスチックのリサイクルって、正気の沙汰ではない。いくら安価だからって、一回使って洗って溶かしてまた作るなんて、まるでギリシャ神話に出てくる不条理のようではないか。
実際には再生してないようだが…
サーマルリサイクルとかいって、本当は、ご丁寧に水で洗ったプラスチックも汚いプラスチックも一緒くたにして燃やして熱利用してリサイクルとうそぶいている。国際的にはこんなインチキは認められていないが、日本では法律で認められている。
いずれにせよ、一回こっきりではあまりにもったいないほど丈夫で使いでがあるのが、プラスチックである。
流行りの紙でできたストローやカラトリーも同じである。
もったいないばあさんはプラスチック製品と紙製品のリユース、そして燃えるごみ行きである。もったいないもったいないもったいない…