うちの娘は小学5年で、勉強が苦手で、特に算数がダメです。
娘に算数を教えているとついついイラつき、声を荒げてしまい、家の中が暗くなります。
先生の言っていることがきれいさっぱりわからなかった自分に比べれればまだマシなほうなのに、それなのにイラつくのです。
きっと、優秀な親御さんは親御さんで、なんでこの程度がわかんないのーーーーーーーーーって、キレてんでしょね。
できたらできたで、もっと!って欲張って、結局親ってみんな身勝手かもしれない。
で、なんで親はこんな身勝手かっていうと、たぶん、自分の子どもしか見てないから。
単位量当たりの大きさって単元で、娘は掛け算なのか、割り算なのか、割り算なら何で何を割るのか、さっぱりわかっていなかった。
私はこういうとき、カンタンな数字を当てはめて考えるってやり方を教えてるんだけど、やさしくそこまで持っていけばいいのに、きーーーーーつ!1.5Lとか2.2Kgとかやっててもわかんないから、3Lと6Kgでやればいいんだよ!!!って、怒ってしまう。
でも、東大卒プロ算数講師:小杉拓也さんの『小学校6年分の算数が教えられるほどよくわかる』の234ページにちゃんと載ってた。
単位量当たりの大きさの単元は多くの小学生がつまずくところだって。
例えば、
長さが3mで重さが96gの針金があります。この針金1mあたりの重さは何グラムですか?
これはほとんどの子が正解できる。
でも次。
長さが300cmで重さが96gの針金1cmあたりの重さは何グラムですか?
これだとだいぶん正解率が下がるらしいです。
その理由として考えられるのは、「大きい数を小さい数で割るのだという間違った思い込み」があるとか。
300÷96にする子どもがいるのです。うちの娘もこのたぐい…
次の問題だと、何を何で割るのか迷ったり、中には掛け算しちゃう子もいるとか。(まさにうちの娘)
長さが0.03mで重さが0・96gの針金があります。この針金1m当たりの重さは何グラムですか。
ここで、わかりやすい数字を当てはめてみるというやり方がでてきます。
□÷0・5=0・37の□を求めるときも、「0.5×0・37」か「0・5÷0・37」か「0・37÷0・5」かで迷う子がいますが、この場合も、
□÷2=5 というふうに、カンタンな数字を当てはめてみると、□=2×5とすぐわかるから、最初の問題も「0.5×0・37」ってわかるわけです。
小杉先生意外にも親野智可等さんやよしこ先生など、書籍やブログ、インスタなど、いろんな手段・方法でプロの発信する情報に接することができます。
何百、何千何万ものこどもをみてきたプロの考えに接することで、我が子との膠着状態に風穴をあけてください。
今はおうちに集まってみんなで勉強というのはコロナじゃなくてもむずかしいのです。
他の子と直に接するのはすごくいい刺激にはなるけど、それが無理ならせめてプロ教育者を通して子どもを見よう。
ほんとは学校の先生がいいんだけど、コロナじゃなくても、先生と接するのって難しい…
学力テストの練習のことでちょっとクレームっぽいことをアンケートの意見欄に書いただけで先生を委縮させてしまう…
でもとにかく、つまずいてるのは我が子だけじゃないってわかれば、イライラも少しはおさまると思います。