奄美大島は梅雨が明けました。


その他の地区でも7月半ばには、ほぼ梅雨明けとなるでしょう。


しかし、猛暑が続く8月よりも、体が暑さに慣れていない梅雨明け直後に重症の熱中症患者が増える傾向にあることが
、日本救急医学会の調査で分かりました。


学会が、過去5年間で最も酷暑で死者も相次いだ2010年の6~8月に全国94救急医療施設に熱中症で救急搬送された患者1781人の症状などを調べた結果を学会誌で発表しました。


梅雨が明けたとたんに平均気温は急激に30℃を越す真夏日などが多くなるので、救急で搬送される患者が梅雨明け直前の4倍にもなることがあるそうです。


ところが、8月上旬には真夏日や熱帯夜が続いても、梅雨明け時の60%ぐらいまで下がり、それ以降は徐々に患者数が減る傾向にあります。


真夏日や熱帯夜の連続で体が慣れたためとみられます。


専門家は、熱中症対策に梅雨明け後は水分補給などの対策を怠らないよう呼びかけています。