白米を食べるということは、粕を食べるということである。
「白米」をくっつけて書くと、「粕」という字になります。
みなさんが毎日食べているお米は、今の時期に植えた苗を半年かかって育てた稲を刈り取り、穂先に付いているモミを脱穀して、一粒一粒のモミに仕上げます。
そのモミを殻と玄米とに分けて、食べられる状態に仕上げます。
玄米のままで食べられるのですが、おいしさを追求した結果、現代ではさらに精米して、白米を食べるような食習慣となりました。
玄米ですと、ヌカくさくておいしくありませんが、栄養たっぷりの健康食なのです。
それなのに、精米することにより、繊維質(第6栄養素)の殻を捨てビタミン(第4栄養素)とミネラル(第5栄養素)が豊富な胚芽を削り、一部が窪んだ単なる炭水化物だけの白米にしてしまっているのです。
つまり、みなさんが毎日美味い美味いといって食べている「白米」は「粕(カス)}を食べているのです。
玄米も豆類と同じで、栄養の宝庫なのです。
この一粒から何千倍もの稲へと成長するパワーを凝縮しているのです。
あなたは栄養を選びますか?それともおいしさを選びますか?