プロ野球、日本ハムの稲葉篤紀選手(39)が2012年4月28日、仙台で行われた楽天戦1回の第1打席でヒメネスから右前安打を放ち、通算二千安打を達成しました。


一回2死一、二塁。カウントは3ボール。直球をとらえ、右前に運び全力疾走で一塁を駆け抜けると、二塁走者だった田中がクロスプレーの末にセーフになると、初めて相好を崩しました。


この瞬間が、2000安打という史上39人目の快挙です。

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彼の快挙を称えて、マリナーズのイチローは「あの人は”ミスターいい人”。普通”いい人”はあまり成績を残せない。それが2千。一つの歴史ですよ。」と祝福していました。


イチローと稲葉は中学、高校時代に「空港バッティング」 で練習していたというエピソードがあります。



稲葉は法政大学から1995年ヤクルトへ入団。


稲葉の初安打はヤクルト時代の1996年6月21日、広島市民球場(当時)での広島13回戦で紀藤から初打席初本塁打を放ったものです。


2年目に外野の定位置を確保し、2005年にフリーエージェント(FA)で日本ハムへ移籍。2007年に首位打者を獲得したのをはじめ、過去5回打撃ベストテン入り。


2006年の中日との日本シリーズでは最高殊勲選手賞(MVP)に輝きました。


バットを振り続け、努力で自分を高みに引き上げた、いわば練習の虫といえるでしょう。


2000安打おめでとう、稲葉選手。