スマートフォン(多機能携帯電話)の利用者が増えるにしたがって、使い方や機能に対するトラブルとか、アプリの不具合や課金制度に対するクレームが急増しています。


国民生活センターに寄せられている相談は多岐に及び、便利な故にスマートフォンの難しさを露呈しています。


同センターによると、スマートフォンの相談件数は2011年度は昨年10月末までで1789件と、前年同期比で約3.3倍になりました。


相談者の約4分の3が40代以下でした。


携帯電話とパソコンの機能を併せ持つスマートフォンは使い方が多様になったので、相談も多様化しています。


◆電源が落ちる
◆フリーズする
◆OS(基本ソフト)の問題
◆ダウンロードしたアプリケーションソフトの不具合
◆利用方法の問題
◆電池がすぐになくなる
◆高額な料金の理由を『ソフトが自動更新設定のため』と説明された
◆通信制限のために動画がみられない
◆故障が頻発するので解約しようとしても、通信契約と一体となった契約が多いため、2年以内は高額な解約料を請求される


このように、相談内容も複雑な問題がからんだものもたくさん寄せられています。


同センターは「スマートフォンを利用する際は、自己責任の要素が大きいので、課金制度やソフトの内容をよく理解しておく必要がある。不具合が起きた場合、使用方法や症状を記録した上で相談してほしい」とアドバイスしています。