徳島県は、平成5年から平成18年まで「糖尿病死亡率全国ワースト1位」を記録し、また糖尿病患者も、平成17年の厚生労働省の調査(患者調査)では、入院・外来とも「全国1位」となっています。


徳島県は農業生産地にもかかわらず、徳島県民の野菜不足はかなり深刻なものとなっています。


厚生労働省が1月に発表した国民健康・栄養調査によると、成人男性の1日当たりの摂取量は全国で最低。成人女性も下から2番目という信じがたいレベルです。


肥満の割合も全国でトップクラスというから、県は野菜不足の原因や改善策の対策に乗り出すと言っています。


今までは県外に徳島の野菜をアピールしてきたが、灯台下暗しで、意外な落とし穴があったようです。


新鮮な野菜がありすぎて、野菜の良さとかありがたさに気がついていなかったのではないでしょうか。


また、徳島は交通網が十分でなく、どこへ行くにも車の力を借りなくてはどうしようもないという不便さが不健康に拍車をかけているように思います。


汽車は1時間に1本程度、バスにしても国道に平行に走っているルートがほとんどで、それ以外の場所に行こうと思えば、一旦ターミナルまで行って違うレーンに乗り継がねばならいなんて不便この上ない。


そこである調査によりますと、徳島県民は300メートル以上の距離は車に乗るという結果がでました。


300メートルといえば、官庁や病院の中でも歩いている距離ですよ。


それを過ぎれば、車に乗るのですから、カロリーは消費しないですよね。


糖尿病になって当然、肥満になって当たり前ということです。


都会で住んでいると、移動は電車がほとんどですから、駅まで歩き、また乗り換えなどで歩き、下車してまた歩き・・・結構歩いています。


それに引き換え、徳島県人は車を使いすぎています。


もっともっと歩きましょうよ。そうすれば、このワースト記録は返上できるでしょう。