足や腰に自信ありますか?あなたの健康に足から応援。-enkouji

四国の春はお遍路さんが運んできてくれます。


歩き遍路といえば四国88ヶ所1200kmを徒歩で歩くのですが、途中難所もあり、相当きつい行程ですがいろいろな修行をしながら歩き通すのです。


みなさん夫々の思いがあってこの遍路に臨まれていることと思いますが、大願成就した暁には何事にも換えられない達成感が待っていることでしょう。


白装束の方が多いですが、最近は若者も多いので、服装 もまちまちです。


最近は外国からのお遍路さんも増えています。


先日はパリ在住のフランス人男性が、足が不自由にもかかわらず補助具の杖をつきながら、88ヶ所巡りに挑戦し、今も歩き続けているそうです。


生後まもなく右足が不自由になった彼は、歩き通すことで津波や原発事故の被害を受けた東北の人たちを励ますことができれば、と決意をされたそうです。


70日の予定で全ての行程を歩いて完走(?)するそうですが、手やヒザに痛みがでたり心が折れそうになったこともあるそうです。


しかし、強い信念で23番札所・薬王寺まで到達したそうですから、彼の行動には頭が下がる思いがします。


また、東日本大震災で被災した仙台市の旅行作家である櫻井史朗さん(68)が孫の諒君(10)とともに、歩き遍路に挑んでおられます。


歩き遍路を通じ、諒君や各寺などで出会う人らに震災体験を伝えたいと言っておられます。


二人は24日に1番札所・霊山寺(鳴門市)を出発し、4月3日まで11日間の日程で27番札所・神峯寺(高知県安田町)を目指しています。


菜の花や新緑を縫うように歩く白装束のお遍路さんは、四国の春を告げながら景色に溶け込んでいます。