足の指（特に親指以外の指）が、「へ」の字のような形に曲がって縮こまった状態をハンマートゥと呼びます。
指が曲がって、出っ張った部分や足裏にタコができやすく、症状が悪化すると歩行困難になることもあります。
爪先が極端に尖っていたり、窮屈な靴を履き続けていると ハンマートゥになりやすいです。
この症状は小さな子どもにもよく見受けられるのですが、子どもの成長は早いので、知らないうちに足が大きくなって、今履いている靴が小さくなり爪先を締め付けるような状態になっているのを見逃すことがあります。
すると、子どもの骨は柔らかいので、ハンマートゥになりそのまま固まってしまうことがあります。
また、ハイヒールとかカカトの高い靴をよく履く女性にも多く見られるのがこのハンマートゥです。
こうなってしまうと、爪先に力が入りにくくなるので、運動に障害が起こるようになるので普段から気をつけたいものです。
【ハンマートゥ診断】
□ 親指意外の指が横から見て「へ」の字に見える
□ 第2関節（親指以外の足の指）の上にタコができる
□ 第2関節の上に色素が沈着して黒ずむ
□ 第2関節が曲がったまま伸びない
□ 指先にタコができる
□ 爪が押されて丸まったり小さくなる
□ 先端の関節が曲がったまま伸びない
□ 先端の間接が伸びたまま曲がらない
以上、2項目以上当てはまる方は「ハンマートー」の疑いがあります。
専門医に相談することをお奨めしますが、軽症のうちは「足指体操」などで改善することもできます。