レアメタル&レアアースについて
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最近レアメタルとかレアアースという言葉をよく見かけますが、分かりにくいですよね。


レア(希少なとかごく稀な)メタル(金属)という意味で、資源として量が少ないか、量は多くても取り出すのが難しい金属のことで、コバルト、ニッケル、マンガンなど31種類もあります。


レアメタルには、鉄やアルミなどの金属にわずかな量を加えると性能を高める特長があり、携帯電話や薄型テレビなど最新の家電製品や、ガソリンの消費量が少ないハイブリッド車などに幅広く使用されています。


特に携帯電話は数多くのレアメタルが使用されており、レアメタルの集合体のようです。


ディスプレイにはインジウムなど、スピーカーにはコバルトなど、アンテナにはニッケルとかチタンなど、コンデンサー(蓄電池)にはバリウムとかタンタルなどというように、レアメタルがなくては存在しないといえるでしょう。


レアアースとはレアメタルの一つで、日本語では「希土類」と呼ばれています。


ネオジムなど複数の物質をまとめてそう呼んでいます。


レアメタルの主な生産地は中国で、ロシアやアフリカなど少数の国に偏っています。


特にレアアースは中国が世界の生産量の9割以上を占めています。


その他、ミャンマーやベトナム、ラオスなどにも豊富なレアアースが眠っているとみられているので、世界から注目されています。


日本はこれらの資源がないので、主に中国からの輸入に頼っているというのが現状です。


ところが、中国は最近「環境と資源の保護」を理由に生産や輸出を減らしています。


その一方でレアメタルを欲しがっている国が増えているため、価格がどんどん高くなる傾向が続いています。


わが国ではその対策として、捨てられる家電製品や電子機器に含まれるレアメタルの回収や再利用を進めようと、政府が新たな制度づくりを検討しています。


また、政府系の団体が海外でのレアメタル探査に乗り出しているほか、レアメタルを使わなくても済むような新たな材料の開発も進められています。