未曾有の津波被害を蒙った東日本大震災による、塩害を受けた農地の復興支援でマイファーム・ドコモ・NECが業務提携をしました。
大津波による塩害によって、東北地方の太平洋沿岸の多くの農地では耕作ができない農地がたくさんあります。
マイファーム、NTTドコモ、NECの3社は、マイファームの有する塩害除去技術と、ドコモやNECが有する各種センサー活用のノウハウを組み合わせて、塩害を受けた農地の復興を支援することになりました。
マイファームは、新開発の塩害土壌改良材(塩分を除去する微生物と土壌改良材を配合した天然の土壌改良材)を使って、潮害を受けた農地を甦らせる支援を始めました。
田や畑に塩が混ざると、土壌中に存在する植物に栄養素を供給する微生物が死滅し、塩分が下がっても作物ができなくなってしまいます。
そうなると、死んだ農地になってしまい、農作物の収穫は望めません。
そこで、マイファームという会社は数種類の微生物と有機堆肥を用いて塩害農地の土壌改良材による東北の農家の農地再生を行うことになったのです。
ドコモとNECは、支援農地にセンサーを設置。
各センサーは降雨量や土壌の塩分濃度などを計測し、土壌改良材の効果測定を行います。
また、測定されたデータは、改良材の販売時に塩害を受けた農場にデータを無償提供されます。
一日も早い効果を期待したいものです。