サザエさん一家は家族みんなが揃って食事をしていますね。
これこそが家族の理想的な光景です。
子どもが大きくなると、家族で食卓を囲む機会も少なくなり、両親が共稼ぎともなればなおさらのことです。
不景気な時代となれば、ますます共稼ぎが増えて、家族一堂に集まることがむずかしい時代になってきています。
そのような時代でも家族全員が家にいて、せっかく食卓を囲んでいても、全員がテレビを観たり携帯をしながらの食事なんてことも珍しくないようです。
さらに、全員の食事の時間がまちまちで、いっしょに食べないとか自分の部屋で食べることによって、家族団らんの場を逃しているケースも多いと思います。
2003年(平成15年)に行われた国立教育政策研究所の調査によると、小学生の20%、中学生の42%が朝食を一人で食べており、夕食も家族でいっしょに食事をしない子どもが75%前後に及ぶそうです。
この孤食環境は人とのコミュニケーション能力を奪うばかりか、食べる楽しみを知らずに過ごすことになります。
楽しい!おいしい!と思うことで、脳に快感物質が分泌され脳が活性化されます。
また、笑うことにより免疫能力が20%も上昇するという報告もあります。
特に成長期のお子さんには、家族団らんのひと時を持っていただきたいものです。
子どもたちといっしょに食事をする機会はいつまでもありません。
せめて小学生の時だけでもいっしょに食事をしようではありませんか。
- サザエさん 全45巻 完結コミックセット (朝日文庫)/長谷川 町子
- ¥23,625
- Amazon.co.jp