クリスマスも慌ただしく過ぎ去り、
2021年もあとわずかとなりましたね。
今年のゴボウ家は、
自我の目覚めが著しい3歳の次女と、
まだまだ甘えたい盛りの6歳の長女との
「トムとジェリー」状態に振り回された1年でした。
仲良くじゃれあい、
姉が妹の遊びを導いたりと
微笑ましいひと時もある一方
「私が一番!」を競い合い、
互いのおもちゃやおやつをめぐって
取っ組み合いになることも多く
その都度仲裁して回るのは大変なことでした。
先輩のお父さんお母さんに
ふとそんなことをこぼすと
「そのうち上の子は手がかからなくなるから
もう少しの辛抱だよ!」
とみな一様に励ましてくれます。
しかし、もう一踏ん張り頑張ろうと思う反面
自分から望んで子どもを授かっておきながら
手がかからなくなる時を待望するのって
ちょっと都合が良いよなぁ
子どもに失礼だよなぁ
という気持ちにもなりました。
「負担が少ない」
という時期が到来することだけが
当面の目標で良いのだろうか
と悶々とした日々を過ごしていたのです。
潮目が変わったのは、ほんの1〜2週間前
長女が急にお手伝いをすると言い始めたときのことです。
「じゃあ床の拭き掃除してくれると助かるなぁ」
と妻が言うと、
長女は保育園でも拭き掃除をよくやるようで、
やる気満々。
いざ始めると、大人と違って身軽なせいか、
ずっと四つん這いの姿勢を続けていても
疲れた様子を見せませんし、
トイレの裏など狭い所にもスイスイと入って行き、
部屋の隅から隅まで綺麗に雑巾掛けをしてくれたのでした。
一方的に養い続けるだけの存在だと思っていた長女が、
自分の関心や強み、特徴を活かして、
より良い家庭運営のための1人として
活躍する姿を見せてくれると
「あぁ、この感じなんかいいな」
としっくりきた感覚を味わいました。
私は単に育児の負担が減って欲しかったのではない。
子どもたちと力を合わせて暮らしを作っていく日を
待ち侘びていたのだ、ということに気がついたのです。
これからどんどん子ども達ができることは増え
それにつれて家族の関係は
「世話をする/される」
から
「互いに貢献し合う」
という対等な関係になっていくのでしょう。
それはもちろん
結果的に親としての負担が減ること
も意味しますが
それよりも
この家族の運営に参画するメンバーが
増えることで発生する
様々な可能性の広がりの方が楽しみで
今からすでにわくわくしています。
生誕に次いで、改めて
「ようこそゴボウ家へ!」
という気持ちで長女を迎え
長女の考えや思いにも充分に耳を傾けながら
2022年の暮らしを作っていきたいと思います。