こんにちは。ゴボウ男子ですお父さんキラキラ

 

今回は、闘病記の最後として、

有事の家族の連携について

書きたいと思います。

 

 

娘の闘病をとおして、実感したことは

家族っていいものだな

ということです。

 

自分も含めた家族に何か起こったときに、

みんなで苦労を分け合う

ことができるからです。

 

 

もちろん、家族がいるために

面倒が増える側面もあるため、

最近は1人で生きていくことを

選択する方も増えていると思います。

 

ただ、家族という「チーム」を作り、

その中で「メンバー」として

生きていくことを選択した場合には、

 

やはり助け合える体制になっていることが

特にピンチの場面に活きてくると感じます。

 

 

家族=チームという点では、

会社組織にも同様のことが当てはまります。

 

チームの構成者に何かあれば、

それ以外のメンバーで補完し合う。

または、補充したり外部に委託したりする。

 

その体制が整っているから、

有事でも業務の停滞を防ぐことができ、

メンバーが安心して働くことができる。

 

 

このような「組織内の体制づくり」は、

特に共働きの夫婦の場合には、

より重要なことだと思います。

 

 

今回で言えば、付き添い入院ですが、

たとえ数日、数週間であったとしても、

休み続けるのも仕事に支障がでますし、

身体的、精神的な疲労がたまります。

 

そのようなときに、夫婦どちらも

家事や育児の対応ができる体制があり、

付き添いやお世話を交代できるなど、

 

みんなで協力して助け合うことが

家族メンバー全員の幸せのために

本当に重要であると感じます。

 

 

今回の娘の入院・手術にあたっての、

ゴボウ家の協力体制

↓以下のようなものでした。

 

一家族の固有の例であるとは思いますが、

今後、皆さんが家族で有事に対応する際に、

何かの参考になれば嬉しいです。

 

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スーツ ゴボウ家のやりくり:

 

娘の入院期間中、私(父親)が付き添いで

宿泊するため、2週間の有給休暇を取得。

 

その間、仕事はどうしていたかというと、

どうしても休めない日に限っては、

朝、電車の時間までに

妻に病院に来てもらい、交代して、

病院の最寄り駅から通勤していました。

 

ありがたいことに、

病棟の皆さんが協力的で、

一度、交通渋滞で妻が数分遅れたときは、

妻の到着まで看護師さんが

娘を見ていてくださったこともありました。

 

 

 

一方、はというと、

 

付き添いで宿泊はしないものの、

入院期間中だけ病院の待合スペースや個室に

パソコンを持ち込み、仕事ができるよう

会社に掛け合って承諾してもらっていました。

 

私は、妊娠中期で安定期とはいえ

妻が心配でしたので、

来れるときに来てくれたらいいよ

くらいに思っていましたが、

 

妻は妻で娘のことが心配だったようで、

何かあってもすぐに駆けつけられるよう、

なるべく側にいたかったようです。

 

結局、入院中は職場に出社するかのように

毎朝、自宅から片道1時間程の病院まで

運転して通い、仕事をしたり、

娘の世話のサポートをしたりして、

夜の面会時間終了後に帰宅していました。

 

 

ただ、付き添い入院は

単にそばにいればいいわけでもなく、

娘を抱っこしてベッドに乗せ下ろししたり、

遊びや散歩に付き合ったり、

基本、体力仕事です。

 

お腹の大きい妻だけでは不安が残るため、

おばあちゃん(妻の母)にも

協力してもらいました。

 

私が仕事で不在の日の娘の世話はもちろん、

そうでないときも、息抜きのために

夫婦で食事に出かけさせてくれたり、

入院中のストレスが少しでも減るように、

様々な面でサポートしてくれました。

 

 

食事の面では、

付き添い人には食事が提供されないため、

多くの方がコンビニ弁当を食べていると聞き、

 

健康面と金銭的な負担を考慮して、

妻やおばあちゃんが、おにぎりやおかず、

サラダなどを日々作ってきてくれました。

 

時々妻やおばあちゃんに娘を預けて、

1人、病院のレストランで一息ついたり、

病院に販売に来るお弁当屋さんの

日替わり弁当を楽しんだり…

 

入院しているとどうしても

暗く辛い気持ち

になってしまいがちなのですが、

 

家族の助け合いがあったからこそ

仕事もあきらめず最低限行うことができ、

娘の闘病・入院で発生する

困難や辛さをそれぞれが分け合って

明るく乗り越えられた

ように思います。

 

 

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おばあちゃん 退院後の自宅療養では:

 

日中は「おばあちゃん保育園」と称して、

1か月間、妻の実家に預かってもらえたため、

私も妻もなんとか仕事に行くことができました。

 

朝、おばあちゃんちに登園し、

毎日、紙工作で作品を作ったり、

園芸を手伝ったり、お散歩したりして

ゆっくりとした療養の日々を過ごしました。

 

妻も私も何度か交代で休みを取り、

平日に自宅で療養できる日も作りました。

 

 

 

ちなみに、この妻の実家は、

フルタイム共働きの家庭でした。

 

小さい頃、父方の祖母と同居しており、

妻はおばあちゃん子だったようです。

 

 

その幼少期の経験を踏まえてか、

かねてより妻は、

 

フルタイムで共働きしながら

夫婦だけで子供を育てていくのは大変だ

 

と言っており、

 

第一子の妊娠が発覚したとたんに

ゴボウ家は、都心から少し離れ、

さらに妻の実家の近くに引っ越していました。

 

 

共働きの場合、どうしても、

 

どちらかの仕事のために

どちらかの仕事を融通する

 

という形になってしまいますが、

 

夫婦以外にも助けてくれる存在があることで、

帰宅時間が遅れたり、出張があったりしても、

お互いに気兼ねなく仕事をすることもできます。

 

娘も大変おばあちゃんになついており、

両親以外の「心の拠り所」となっていて

娘の精神的な充実感にもつながっています。

 

普段の育児でもかなり助けられていますし、

今回の療養でも、とても心強く感じました。

 

 

地域の繋がりも薄くなっている昨今、

出産・育児で孤独になる方も少なくありません。

 

家族や親族に限らず、

普段から自分をサポートしてくれる

存在や場所を確保しておくこと

も大切だと思いました。

 

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このような周囲からの協力があり、

現在では、以前にも増して元気にはしゃぐ

娘の姿を見ることができています。


やっと戻ってきたありふれた日常に感謝して、

今後も娘の回復を見守っていきたいと思います。

 

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