越後の巻機山登山 雨のち晴れーーー♪
前記事につづき・・・
越後湯沢の神立の湯の で、菊ちゃん率いるテニスチーム3人と
月9ドラマのように偶然な出会いをして、マンションに泊めていただいた私達。
早朝3時半、巻機山登山口に向かうべく、皆を起こさぬようにそぉっと外に出てみると
えーーーっ! 今日もまさかの雨
もう、なんで~ テンション下がるわ~
母ちゃん、家に帰ろうと言い出した。真っ暗で雨とくれば母ちゃんの気持ちも分からなくはないが
とりあえず、登山口までは行ってみよう。
湯沢を出て、巻機山登山口 まで1時間足らず。
心配をよそに駐車台数が苗場山とくらべると圧倒的に多い。
薄明かりの中、ライトを照らして、すでに出発している人もいる。
それでも母ちゃんのテンションは上がらず、登山は止めて車で待っていると言い出した。
父ちゃんから、「ここまで来てゴロゴロしていたら絶対後悔するし、菊ちゃんに笑われるよ」
と説得され、母ちゃんは考えた。
菊ちゃんは笑ったりしないと思うけど・・・
ここで登らなかったら昨夜温かく、もてなしてくれた山友のテニ友さんにも面目ないし・・
第一こんなに遠くまで運転してきてくれた父ちゃんに、とても申し訳ない。
やっぱり登ろう! 8時間強の楽な山じゃないけど、モチベーション上げていこう!
疲れて食欲もなかったけれど、無理やりカップヌードルを口に入れ身支度に入る。
5:40 すっかり明るくなり雨も上がったようで、気を取り直し登山届けを記入する母ちゃん。
ヌクビ沢は台風の影響か進入禁止。井戸尾根コースを取る。
7:15 6合目 足元のぬかるみがひどくツルツル滑って大変。
いやいや、そう簡単な山ではないはず・・・。
やっぱりね。 ここは9合目 ニセ巻機山でした。
8:45 ニセ巻機山を通過、ここからは一気に下り。折角9合目まで来たのに・・。
そして、下りきると避難小屋。
8:50 志水君、ずいぶん早く先を行ったなぁ~ と思っていたら、小屋から谷(水場)まで下り
昼食用の水を確保してくれていました。
この谷の水 とても冷たくて すごく美味しい!
温泉だけではなく、水にもうるさいリュウゾウ父ちゃんは、長良川の伏流水を地下50mから
汲み上げ生活用水に使用しています。
リュウゾウ宅は毎日とても美味しい井戸水で生活しているのです。
そんな父ちゃんが絶賛するほど、この谷水は美味しかったです。
すぐそこが山頂かと思いきや・・・ まだまだのようです。
ニセ山頂から雲が消え青空が広がりました!
9:10 本物山頂への稜線もはっきり見えてきて、気持ちよい山歩きになってきましたよ。
母ちゃん 「いい山だね~やっぱり来て良かった~♪ グズグズ駄々こねてごめんね父ちゃん 」
9:10 巻機山山頂1967m 広々としていてベンチもたくさんあります。
ここはかなり人気有りと見た。雲が切れれば素晴らしいアングルになる事でしょう。
ナナカマドの赤い実がすっかり秋の訪れを告げています。
避難小屋に戻り、美味しい汲み水全部使ってランチタイム。
あまりに美味しい水なので、今度は父ちゃんも谷まで水汲みに・・。
しかし水汲み場はかなりの難所。女性は危険なので行かない方が良いと思います。
志水くんは、二度目の水汲み。自宅での水割用にお土産の水もゲット。
ペットボトルに汲む間だけでも手が痛くしびれる。
しかし、その2分後は・・・・
一瞬にガスが急接近 天然ミストシャワー ミルクスープとも言うそうです。
登り時に比べると視界がどんどん広がって、雲の合間から時折遠くの山々も見えてきた。
昨日登った苗場山はどれかな? 確認出来ないまま下山するのは何だかもったいない。
でも苗場山が何処なのか確認できないまま。
3合目前後は、赤土粘土質でツルツル。 朝に比べれば随分乾いたが、それでも滑る滑る。
13:25 下山。.
母ちゃん弱気だったわりにのんびり休憩入れて7時間45分。なかなか良いペースでした。
は満杯(一日500円) 一台あたりのスペースも十分で美しく管理されています。
日差しも強くなり下山のタイミングが良かったのか、今頃山頂にいたら空は広いのか?
天気に振り回され、気まぐれな雲に遊ばれた2日間の山旅。
それでもまた、素敵な出会いがあって楽しかったです。
今回の遠征 これにて終了