大峰山と大台ケ原山 登山 後編
前半につづき
大台ケ原ビジターセンターに到着すると、先に到着していた澤くん河本くんが
なにやら浮かない表情・・・。
ここでふたりから悲しいお知らせが・・・・・![]()
ふたり 「ボクたち 今日帰ることにしました・・。」
お母ちゃん 「エーっ!! ここまで来て、なんで帰るの??」
ふたりの話をまとめると・・・
このビジターセンター
は、宿泊設備が完備されているから、テント泊と自炊は禁止されている。
せっかく持ってきたテントが張れないし、車中泊ではとても疲れるから今日中に帰ることにした。
だから日ノ出岳のみ、今登ってきた・・といっても平坦で整備された歩道を20分。
これは河本君も楽勝コースで完走。
本日の酒盛り、とても楽しみにしてたけど・・・今日はこのまま帰ります・・。
そっか・・・。 残念だけど仕方がないね。 下界に戻っても、近くだからいつでも会えるし・・。
じゃあ、酒盛りは後日 五番館 (リュウゾウ宅) でやり直そう!
気を取り直し、握手をしてさようなら・・。 今日は本当に楽しかったよ! ありがとう!
あ~あ・・・
登山後、ひとりで飲むビールって、こんなに不味かったっけ・・・
お父ちゃんは相変わらず次なる出会いを求めて、パーキング内のオバサマと楽しそうに話してる・・。
老若男女問わず、本当に人が大好きなお父ちゃん・・。
車の助手席でひとり、缶ビールをチビチビ飲んでみても淋しい・・。楽しくない・・。
もう寝ようかなっと言っても、まだ6時前・・めっちゃ明るいし、たいくつ ・・・・・・。
そ れ か ら
30~40分ほど、過ぎたでしょうか・・・。
あれ! フロントガラスに 見覚えのある若者ふたり ![]()
澤くん? 忘れ物 ??
ドライブコース下りながら、ふたりで話し合ったんですけど・・・・
やっぱ一緒に飲みたくて戻ってきちゃいましたぁー![]()
そんなわけで、当初の予定通り、楽しい宴がはじまりました。
お近づきのしるしに、と、ふたりが差し出したものは・・
な、ナント!!
国産天然松茸 9.800円 ![]()
ゴメン、暗くて一桁見間違えた![]()
中国産松茸 980円 です
出汁も出て、歯ごたえもいいよ♪
澤君 「中国産でもいいっすよね!」 お母ちゃん 「十分OKっす!美味しいよ!」
続きましては、完食した鍋焼きうどんのアルミ皿で、松茸の醤油焼き・・。
これは、絶品ですよ!! 秋の味 しあわせ~ 中国産バンザーイ!!
ふたりの気持ちのこもった松茸は本当に美味しくて、たくさんご馳走になりました。
ありがとう・・。
大台ケ原に、ゆっくりと闇が訪れ、気がつくと満天の星空・・・。
いい感じに酔っぱらった澤君が、河本くんに語る。
「河本、登ろうや! 3.000Mの世界に!!
お前に見せてやりたいんだ。山の素晴らしさを!」
河本くん 「いや、途中で帰る!」
澤君、リュウゾウ父母の3人が、彼をさらにアルプスへといざなう
「河本くん、一緒に行こうや! 3.000mの別世界へ!!」
河本くん 「う~ん・・・・ 明日から、走りこみます!
」
河本君の優しい雰囲気全てが、私達の大事な人に似ていた。
それは、とてもとても大好きな若者・・。 ある日突然天国に召されてしまったけど・・・。
決して忘れられない五番館の大切な永遠のスタッフに・・。
河本君、来年の夏、一緒に行こうね! 北アルプスの稜線。雲上の別世界に・・・
このあと、楽しい宴に水を差されたわけではありませんが・・
係りの人から、衝撃的な一報が![]()
係員 「今、ドライブウエイの下辺りで大きな熊が確認されています。
食べ物を狙うかも知れません。お気をつけ下さい」
またしても、クマぁ あ あ あ ----
松茸の良い香りに誘われ、クマさん、やってくるかも
そろそろおひらきにしましょうか・・。 おやすみなさい。
翌朝 5:40
車中泊は、思ったより快適で、うっかり寝過ごしてしまった私達。
もうご来光には間に合わないかも・・
あわてて準備し外に出てみると・・・・・。
酔いを醒まし、夜明け前に出発と言っていた彼らは、まだ夢の中。
5:45 ビジターセンター前 登山口 出発 (画像はAM10:00撮影)
6:30 ご来光には間に合わなかったけど、日出ヶ岳から見る朝日の美しいこと!
熊野灘 尾鷲湾の海面が朝日を浴びてキラキラ光ってる!
こんな美しい景色を見ないで、まだ寝てるなんて
ここまで何しに来たんだ! 澤、河本のバカァ~~
どこまでも整備された美しい歩道。
ガイドブックにはシカの群れを眺めながらとあるが、シカ一頭、人ひとり出会わない。
たしか、ブライジングライン (シカが食べる境界線)って書いてあったけど、
ネットで見ても見当たらない
ミヤコザサの増加 と シカの生息密度 の高さにより森林の衰退化が深刻
それにしても誰もいない 人も シカも・・・。 ケモノ道 テンが通るのかな?
ここで、やっと可愛い子供連れのファミリーに会えました!
実は、今朝出発時にも会ってましたね。
こんなに危険な場所で、のびのびしているふたりにビックリ!
お父さん、お母さんの、おおらかな育て方に感心しきりの、リュウゾウ父ちゃん
だって、ここ、相当 danger だよ![]()
恐る恐る先端まで進むお母ちゃん
小さなうちに、雄大で美しい景色をたくさん見せてあげたいそうです。
今はまだ、何もわからないけれど、きっと心根に何かが残るでしょう。
大らかなひろい心の大人になれるよ・・。
リサちゃん、ホウセイくん、パパもママもカッコイイね!
9:10 ビジターセンターまでの帰路は、コース選択を間違えて、かなり悪い下りでした。
でも、この吊橋を渡ればもうすぐ・・。
9:50 これで、大台ヶ原の周遊も終わり、ビジターセンターへと戻りました。
今回の山はこれでおしまい
でも、奈良県を訪れたのは、もうひとつ目的が・・・。
それは以前、仕事でとてもお世話になった、寺院様を、ふと訪ねてみたくなったから・・。
その記事は、また、後日公開させていただきます。















