新年明けましておめでとうございます。

 

 

この言葉、子供の頃は憧れでした。JW2世3世の中には、誰かにこの言葉を言われたら「ありがとうございます。」と返しなさいちょっと不満と親に言われていらっしゃった方も多いのでは?

 

はい、もちろん我が家もそうでした。だからいつか使ってみたい❤️年賀状も堂々と送ってみたい照れとずっと憧れていた言葉の一つです。こんな思いはきっと、JW2世3世とかしか共有できないよね...。

 

今は晴れてこの言葉を堂々と使える様になって、幸せです。照れ

家族にもご近所の方にも、一年のこの時期だけに使えるこの言葉を心を込めて大切に伝えています。

 

この言葉を投げかけられるとオドオドしてバツが悪そうに下を向きながらモジモジと小さな声で「ありがとうございます。」ショボーンと言わされていた過去の私とは違い、今はとても清々しい気持ちでこの言葉を使えています。

 

もしかしたら、まだ周りには現役と見られている方やエホバの証人を離れて日の浅い方にとってはこの言葉を使うのに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。

その様な方は無理して使う必要はないと思います。

 

ご存知の通り、エホバの証人には聖書には直接書かれていない言葉にも関わらず、非常に多くの掟や暗黙の了解的な決まり事があります。多くの方にとってその呪縛は深く、エホバの証人を離れた後も長く続きます。

 

私もエホバの証人を離れてから数年は、一つ一つの掟を破る事に、こんな事をしたらエホバに怒られるんじゃないか。罰として悪いことが起こるんじゃないか。私は掟を破ってエホバの証人である両親を悲しませている親不孝ものだ。ショボーンなどと、不安と恐れを抱きながら自己嫌悪にもなるというループに陥っていました。

 

今、同じ様な思いをお持ちの方、その不安感や自己嫌悪という気持ちに対して無理に蓋をせず、そんな思いも含めてJW2世または3世として必死に生きてきた自分を受け入れ、まずはここまで精一杯生きて来た自分を労ってあげて下さい。

 

あなたは本当に良く頑張ってきた。もう大丈夫だよと自分に語りかけてあげてください。少しづつでいい、自分を赦してエホバの証人として頑張っていた古い自分も、愛して労って大事に扱ってあげてほしい。そしてある日、エホバの証人では禁止されていたけど、あれやってみようかな。とかやってみたいなと思った時に、やってみたら良いと思います。

 

私たちは、エホバの証人の狭い世界でいっぱい傷つき苦しんで来ました。エホバの証人を離れた多くの方もまだまだその傷跡が心の底に沢山あると思います。

 

その傷は勿論深く、時にはJW関連のニュースを見た時、時には街角にいまだに立っている奉仕中の兄弟・姉妹を見かけた時、時には禁忌されている親族との殺伐とした会話、態度そのような状況を目の当たりにした時にとても悲しくなり涙が止まらなくなるようなフラッシュバックを経験することも多いのではないでしょうか。

 

そう、でも大丈夫。傷は少しづつでも軽くなっていくから。泣きたい時はいっぱい泣いたら良いと思います。一人になれるところと時を見計らってね。思いっきり泣いたり怒ったりして良いと思う。

 

今はどんなに感情を思いっきり出しても、王国会館のトイレに連れて行かれたりはしないから。ガス管でみみず腫れが出来るまでムチをされるなんて地獄はないんだから。十分過ぎる程我慢して、堪えてきたあなたは本当に凄いんだよ。

 

大丈夫、あなたはもう自由なんだよ。これから少しづつ、本来の自分を取り戻して行こう。スター

 

 

前回の記事から、2ヶ月近く経ってしまいました。

十月の風邪から続く体調不良等で少しゆっくりさせていただいておりました。

前回の続き記事を書こうと思っていましたが、今回は新年という親戚付き合いや家族の関係を考えるこの時期にしか書けない話題を書いてみました。

 

JWサバイバー同士の皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。